マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

氣を配ること

2008年07月22日 20時01分02秒 | 庵主の日記
日本語には、氣の付く言葉がたくさんありますね。

「氣が付く」
「氣をめぐらせる」
「氣が滅入る」
「氣が張る」・・・・・。

氣というものは、なんなんでしょう?

米が関係するらしいってことは漢字から読み取れますね~。

氣の語源をみると・・・       
       
昔の人は雲をみて【气】という字を作ったそうです。
【气】は空気、気体、水蒸気、息などを意味する言葉だったんですね。

气は大地を覆い、人はこれを呼吸することで体内に満たし循環することで生きています。

雲や空を見て生きていた昔の人は、人間も自然や宇宙の一部として考えてたんでしょうね。

だから、【氣】はもともと雲気を表わす气(宇宙・自然)と自然の恵みの穀物を表わす米(芻米)とをあわせて出来たものなんですね。


天の氣は呼吸から、地の氣は大地の恵みをいただくことで、エネルギーとして補います。


こうして充電した氣を、昔の人は色々に使ったわけです。




さて、「氣を配る」・・・。


色々なところに配り置いておけるくらいに氣は満ち溢れていますか~?
使っても使っても、自然と充電ができていて、疲れを知らないのがマクロビオティック。

野生の動物に休憩はありません。
砂漠の中のオアシスでの給水の時でさえ一時も氣を抜くことがないのです。
なぜならば、休息と死は表裏の関係にあるからです。

黙々と目的に向って歩み、宇宙のめぐりにそって生きていくのです。

疲れたと愚痴ることもありません。

大地に足をつけて、宇宙(天)と一体となって生きていくことで、自ずと氣は満ち溢れるのです。

配っても配っても、枯れることの無い「氣」。

穢れない(汚れない)・・・木枯れない・・・氣枯れない。


宇宙からのエネルギーは分け隔てなく降り注ぎ、
大地からのエネルギー、米を頂いていれば、氣枯れなく
いつまでも、いつまでも、氣を配り歩けるということなのです。

こんな簡単なことが、なぜ、出来ないんでしょうね?
どう思いますか?あなたは・・・。


     
       

講演会に行ってきました。

2008年07月22日 17時23分25秒 | スタッフのブログ
日曜日に高知県に遊びに行ってきました。
アンパンマンミュージアム、龍河洞、坂本龍馬、日曜市…楽しかったです…

『遊魚動緑荷(ゆうぎょどうりょくか)』って言葉。
高知で出会いました
『遊んでいる魚でさえも蓮の葉を動かしている。
男一匹、国を動かせないことがあるものか。
by坂本龍馬』

………っっっかぁ~っこいぃぃぃぃぃ~
男だなぁ~

そんなこんなで、今日はお昼から講演会に行ってきました。
今月は横田も講演会に行き、私も2回講演会に行き、講演会三昧な月ですね~

何となく歯って、歳を重ねるごとに減っていく。
歯周病になったら、
『使えるところまで使って、だめになったら抜きましょう』って言われるもの。
年齢を重ねると歯はダメになるもの。
と思っている方が多いようですね

でも、歯医者に行く時、
『歯を抜いてもらおう!!』と思って行くわけではないんですよね。
みんな『自分の歯を残してもらいたくて』歯医者に行くはずなんです。

口と身体は同じなんですよ~

今回は、私の患者様の症例を実際に見ていただきました

71歳まで16本の歯をなくし、残り12本となってしまった方の症例。
今まで16本無くしてきているので当然残りの12本も歯周病に侵され、状態は良くありませんでした。
しかし、松見歯科に来て以降は一本も歯を失っていません
初診時の写真を一番最近の写真を比較した時、
『うわぁ~きれいになってる!!
『きれい~
って声が会場から聞こえてきました
『治療した私が言うのもなんですが…きれいでしょ~?
って言っちゃいました

すごく『うんうん』『へぇ~』といううれしい反応で聞いていただいたので、あっという間に3症例発表してしまいました

こうして講演会を重ねて、理解を深めて下さる方がいらして下さることが、とても光栄です

『遊魚動緑荷(ゆうぎょどうりょくか)』って言葉。
私は、『歯は無くなるものだ』と思われている方々の考えを動かすことが出来たでしょうか??
出来ていたらいいなぁ