マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

今日は理のコースでした。

2008年07月24日 18時46分49秒 | 食事改善の基礎 理(ことわり)のコース
無何有庵では、月に一度、3時間の座学講座で食事改善のお話を開催いたしております。

今日は、遠くは愛媛県の大洲からもご参加いただきました。

理のコースでは、現代医学や栄養学のこと、医療と健康の実際、統合医療についてのお話を皮切りに、なぜ歯医者が食事の事に関わるのか、歯と食の関係について、さらに食事のあり方として、主食の意味、玄米と他の糖質との違い、玄米の役割、パンのもたらす身体への影響と警告、砂糖の恐ろしさなどを、玄米ごはんの炊き方の実習を交えてお話をしてまいります。

殆どの方が、寝ずに(笑)、お話に参加してくださいます。

そして、また殆どの方が、玄米ごはんが美味しいとおっしゃってくださいます。

玄米ごはんの試食の後は、質疑応答でたくさんのご質問を頂きます。
少しでも食改善のお役に立つことが出来ればいいなぁと思いながら、お応えしていきます。

どなたでもご参加できます。

参加費は735円です。

玄米ごはん(圧力鍋と炊飯器の2種)と季節のお味噌汁、40年物の梅干、古式製法の沢庵、ごま塩、鉄火味噌のランチ付きです。

ご夫婦でご参加いただくと、すぐに玄米生活がスタートできます。

おじいちゃま、おばあちゃまとご一緒にご参加いただくと、子どもさんのおやつの改善にも効果テキメンです。

食生活の改善のヒントを大公開!
ノウハウ、テクニック、盛りだくさんです。

なるほど、食改善したくなるお話です。

是非!(笑)

お申し込みは、松見歯科診療所 受付 川田まで。087-881-2323
ちなみに来月は8月20日(水)10:00~です。事前にご予約願います。

乾物をマクロビオティックしよう~♪

2008年07月24日 18時00分46秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
先週の金曜日は、マクロビオティック料理教室応用クラス<羹のコース>を開催いたしました。

この日のテーマは<乾物をマクロビオティックしよう>でした。

その前に、ご参加のHさんのご主人がお家の前の川(本山町の川の上流だそうです)で泳いでいる天然の鯉を釣り上げてくださり、前秋冬クラスのときに断念した鯉こくを作ることが出来ました。



2日間井戸水で泥を吐かせてもらい、活きたまま持ってきていただきました。
2Kgの大きな鯉でした。

名前は「九平次」にしました。
何となくそんな名前がぴったりな感じだったので・・・。

鯉こくの時はいつも鯉に名前をつけます。
この子のイノチを頂くのに、ご参加の方が一生忘れることのないように心に名前を刻み込みます。

マクロビオティックでは、動物性の食材を扱うことがないので、血を見ることがありません。やはり、生きていることを実感するのが動物のイノチをいただくとき。植物を料理する時に感じなかったような心のざわめきが溢れます。
ありがたいなぁって感謝の気持ちが、より鮮明になる一瞬です。

今回の鯉は、私が10匹以上扱った鯉の中で、それはそれは素晴らしいものでした。業者さんから頂く天然の鯉とは全く違う、「生きている」ことがあふれているような鯉でした。
それだけに、慎重に、丁寧に、祈るような気持ちで、今にも暴れだしそうな鯉の腹に包丁を入れました。

ご参加になられた方の中には、こらえながらも溢れてくる涙を隠しきれない場面もありました。

本当に感謝で一杯のひと時でした。



これが、捌いた鯉です。

2kgの鯉には4kgの牛蒡の笹がきが必要です。
13人で一生懸命、山のような笹がきを作り油で炒め、蒸し煮をして、
3台の圧力鍋で鯉こくのベースを炊き上げました。

豆味噌で調味していただきました。

臭みもなく、本当に滋味深い美味しい鯉こくが出来上がりました。

さて、途中、玄米ごはんのおむすびでお昼ごはん。

午後から、羹のコースの本ちゃんにもどり<乾物をマクロビオティックしよう>ということでお料理となりました。



マクロビオティックを実践するようになって、乾物を使うことが多くなりました。
ストックがきくので、何かと便利ですね。



切り干し大根の酢の物と春雨のサラダ



干し椎茸の餃子(中央部なのですが、ちょっと見にくいですね)



高野豆腐のはさみ揚げ



車麩のカツ、車麩の煮物、野菜の板麩巻きの照り焼き、ショートパスタの豆乳カルボナーラ



もち麩のティラミス

以上、短い時間で色々作ることができました。
みなさん、お持ち帰りされてお味はいかがでしたか?