台風が過ぎて行きました。
四国上陸ということで、本当に全国の大勢の方から
お声をかけて頂き、ココロから感謝申し上げます。
お陰さまで私の住むあたりは、大きな被害もなく無事にやり過ごすことができました。
その、注目の台風ですが、四国を上陸しながら移動して行きましたが時速10km弱というママチャリくらいのスピードでゆっくりと進み、上陸といわれても来ているのか来ていないのかが皆目わからない、上陸?って感じの台風でした。
確かに、金曜日のお昼くらいから暴風雨で、「おおっ」という感じでしたが、その夜の深夜3時くらいから静かになり、土曜日は「あれ?通り過ぎたん?」って感じでした。
朝10時頃室戸に上陸。そのまま香川に進路をとり、夕方3時善通寺に上陸。5時ごろ我が家の屋根の上くらいを通過したようなのですが、いたって穏やかな「ず~っと、台風の目?」状態でした。
正直、気の抜けたような台風だったんです。
もちろん、全く被害がないということではありませんが、我が家の周りは少なくとも全く被害がなく、香川よりもその周辺の地域に大きな爪痕を残すことになってしまいました。
反対にお見舞い申し上げます。
今年は例年の水不足もなく、香川県というところは本当に天災が少ないところです。
ありがたいことですね。
昨日は、丸亀の山倉建設さんの施設「どろんこ亭」で美powerプロジェクトというイベントがありました。
東北の復興支援のチャリティイベントで、アロマやフットセラピーやハンドマッサージなどなどの美を追求した内容でした。
今私たち無何有庵の仲間たちで立ちあげたオーガニック蔵マルシェごとお呼びくださって、出店参加させていただきました。
その後、石巻ダッシュの写真展を予定している海ほたるさんのスペースを見に行き、5時半から京都大学・原子炉実験所 小出裕章氏の講演会に行ってまいりました。
200人を越える入場者で立ち見も出る状態でした。
小出氏は5月23日(月)に参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」に、ソフトバンク社長の孫正義氏、五島政志氏、石橋克彦氏とともに参考人として招かれた方で、原発の危険性を訴え続けて43年。原発廃止を唱えてきた原子炉の研究者です。
原子炉の専門家が何故原発に反対するのかを、とても詳しくわかりやすく説明してくださいました。
淡々とクールにお話をされますが、それだけに小出氏の思いの深さと年月の長さ、事の重大さを押し隠すかのようで、ともすれば思いが吹き出し、コントロール不可能なほどあふれてしまうのを懸命に押し殺しているようで、お話されていることの真実が痛いほど伝わる内容でした。
内容はネットで見つけたものがありますのでここをクリックしてください。
ほぼ同じ内容です。実際には他に放射性管理区域のお話や質疑応答など、かなり詳しい内容でしたが、これだけでも十分、皆さんに知っていただけるといいなというないようですので、ご参考になさってください。
私たちは9月17日から、宮城県南三陸町に行きます。
何が出来るわけでもありません。
泥出しや瓦礫の片づけ程度のものです。
しかし、私たちは逃げることの出来ない人たちがここにいることに目を伏せるわけには行けません。
政府も東電も何も出来ないのであれば
これらに無知と放置で加担してきたわれわれ大人は、
放射性管理区域に住まざる得ない人々がいることを、その背負いきれない荷を
一緒に担ぐ責任があります。
日本というこの聖地を、破壊放置するわけにはいかないのです。