マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

四季のJ.YAKUZEN 第11回 開催しました。

2011年11月28日 21時15分41秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
今年から始めた、薬膳教室第2弾。
薬膳茶を頂きながら、中医学の基礎を習って頂くコースです。
<神草の稽古>という無何有庵の講座のカテゴリーは、中医学・薬膳のエッセンスをマクロビオティック的に解説しながら、食材の持つ薬効や特徴、その活かし方を知っていただくのが目的ですが、薬膳茶というシンプルな形で活用できるのがいいなと思っております。

薬膳料理となると、少しハードルが高くなりますものね。

11月は第11回目。
早くも10回を越えました。

今回は、冬の薬膳を意識して、カラダが温まるお茶にしました。
生姜を使ったりしますが、マクロビオティックでは生姜は陰性。カラダを冷やすと習われたと思います。
でも、中医学(薬膳)では、生姜は温性。カラダを温めるものと位置づけています。
マクロビオティック、中医学をちゃんと学ぶとその違いとその同意性が見えてきます。

マクロビオティックでは、生姜をたくさん摂ると、その陰性の拡張する力によって毛穴を広げ、体温を逃すため、温かくなるが何れは寒くなりカラダが冷えるという論理です。

また、中医学では温性でカラダを温めるがたくさんとってはいけないと教えます。

つまり、結果は同じ。

少量を上手に摂ることが大切だというわけです。

このところ、生姜流行りで生姜紅茶がとってもブームですが、摂り過ぎは帰って逆効果になることを知っておいてくださいね。

マクロビオティックと中医学では陰陽が逆だったりするわけですが、ちゃんと考えると、同じことを言っています。表現の視点がちがうだけなのです。

今回の授業の内容は

●ウエルカムティ<肉桂紅茶>
●初冬の薬膳茶実習<紫蘇茶>
●薬膳プラス<胡桃パン>


<理論> 
■季節の薬膳
 ●夏について

でした。次回、今期最終回となりますので、季節の薬膳については「秋・冬」を学んで頂きます。





乾燥紫蘇



生姜



黒糖



紅茶



シナモンパウダー

 



薬膳プラスは胡桃パン



ウエルカムティーの肉桂紅茶





紫蘇茶

次回は12月16日(金)です。
そのあと、女子会寝袋パーティです。
ご参加の方はお知らせくださいね~。



































素敵なマクロビカフェが、またまたOPENしましたよ。

2011年11月28日 16時53分11秒 | 庵主の日記
ブログに早くアップしなきゃと思いながら、仕事が山積していてアップアップな状態で
すっかりご報告が遅くなってしまいました。

高松の三木町でマクロビの料理教室&自宅カフェを月いちくらいで開催されてきた<玄季旬菜食堂 こにこ>さんが、自宅の駐車場にカフェスペース新築されて、本格的に活動を始めましたよ~。

11月25日、大安の新月の日にOPENされました。

私は、この日から九州に出張することになっていましたのでOPENには行けなかったのですが、プレOPENにご招待頂き、いそいそと行って参りましたよ。

とっても可愛い素敵なスペースで、お料理も本当にココロがこもった美味しいものでした。

まず、お店の雰囲気はこんな感じです。


















お店の裏には神社の鳥居さんがありますよ。




私が頂いたお料理は、週替わりのランチプレートで、デザート、ドリンク付きで1,000円です。







































そして、この方が「こにこ」のオーナーの猪熊恵子さんです。



このお花は、単身赴任されているご主人からプレオープンのお祝いに届いたお花です。



ランチは一日限定15食です。
朝は9時からモーニングもされています。
使う素材はすべてオーガニックで、お野菜は自家菜園のものもたくさん使用されている安心なものです。
糖類は、玄米甘酒と米飴のみです。
アニマルフリー、ケミカルフリーのココロとカラダに優しいお料理ですよ。
是非、お問い合わせいただいてお運びください。

香川に、マクロビオティックのお料理を楽しんでくださる方が増えてきて、本当にうれしいですね。


とっても素敵なお店でした。
遊びに行ってね~。





























ちょいワルオヤジのいい話

2011年11月28日 15時13分33秒 | 庵主の日記
九州平戸から帰ってまいりました。
またまた、ブログ更新が滞ってましたが、元気に生きています。

九州からの帰りの新幹線さくらの中でのおはなし。

私が座っていた座席の通路をはさんで反対側で、リクライニングして膝を組んでビジネス本を読んでいるちょっと派手目なおじさまの横に、広島からかなり美人の若い女性が座りました。
仕事の書類を出して目を通しだしたその女性に、すかさず声をかけたちょいワルオヤジさん。
あ゛~、ほらほら、ナンパしてるやん!って感じでしたが、
この女性、資○堂の社員だそうで、おっちゃんの話に相槌を始め、なんだか話が弾んでいるじゃないですか!
だめ~、そんな簡単に知らないおじさんとやりとりちゃ(><)

な~んて、聞くとも聞かないともなく、やり過ごしていたのですが、
ちらりと聞こえてきた会話が、なかなかいい話なんです。

かいつまんで書くと、

おっちゃん曰く:
「あのね、新幹線に乗っているひとにどちらまで?って聞いて、わからないって答えられたらどう思う?
おかしいって思うよね。
ぼくたちは人生っていう乗り物に乗っているのと一緒なんだよ。
だけど、最近の若いものに人生のゴール、目的を聞くと、いとも簡単にわからないって皆が答えるだろ?
おかしいよ。
人生と言う乗り物に乗った以上はどんなことでもいいから目的を持たなくちゃね。
行き先がわからないで新幹線には乗れないでしょ。
目的がないと人生を進めていくなんてできやしない。方向もわからないんだから、一歩前にでることさえできないでしょ。
簡単にわからないと答えてすませてはダメなんだよ。」


はは~、ごもっともです(笑)
ちょいワルオヤジでもいいこと言うね~。

そのあと、どうなったかは知りませんが、一足お先に岡山で下車しました。

息子の卓志がこの話を聞いたとしたら、どう感じるのでしょうか。
今、一人立ち中で、暗中模索な毎日のようです。
これを乗り越えると、人生がスルスルとほどけていくのかもしれませんね。
母は見守るだけです。