マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

はぁ~、若者よ、もっと醸しましょうぞ。

2010年07月13日 23時03分26秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
結婚と同時に新たに作った糠床は
かれこれ、12年になろうとしています。

その糠床は、主人の叔母の何十年も漬けてきた糠床を少しおすそ分けしてもらったりして、そういう意味ではかなりの年季もの。

毎年、夏前になると、うちのスタッフに糠床を調えて渡します。

今年も4月に、新人歯科衛生士ゆいちゃんとTAKUSHIの二人に託したのですが、
どうも、糠漬け食べてない様子。

ゆいちゃんは当に担当を一抜けして、お人よしTAKUSHIの仕事になっていました。

お人よしではありますが、決して責任感が強いわけではないようで、

「糠床毎日かき回してる?」
「ウン、大丈夫。やんじょるよ~」

という会話を何度もしてきましたが
どうも、信用ならんと思って、

「ちょっと見せてん」

といいますと、えらいことになっている糠床をスタッフルームから持ってきました。

「はぁ~、やっぱり・・・

まあ、毎度のことでありますが。

そういえば、受付の江美譲ちゃまも何度かありえん糠床に育ててましたっけ(笑)。
いえいえ、しかし、しかし江美ちゃんはそこからなんと、お家で糠床を作ったり、梅干漬けたり、いろいろ「できる」女性に育ちましたとも!
仕事場かあちゃんはホントうれしいよ。

そんなわけで、代々新人が糠床管理をしながら、目指すは醸しの達人に育っていくはずなのです。

今回の返品糠床はかなり強烈でした。

う~ん、これはウ○コの臭い

ガスマスクがいるかと思いました
はぁ~、悲しいねぇ。
我が家の宝の糠床なのに

しかし、年季のはいっているこの糠床。
少々の事ではへこたれないのは、過去の試練から学んでおりますので、けっして捨ててしまったりはしませんよ。
復活を賭けて、傷んだところを処分。
中からキレイな色の糠床がシャキ~ンっと現れます。
そこに新たな生糠と塩とぬるま湯を入れて、少し、天然酵母を足してよく混ぜます。
そして、野菜を漬けます。

ふふ、一週間もたてば、醸す、醸す。
糠床ちゃんは、強いのよ~

かあちゃんは、美味しい糠漬けにイノチをかけているのさ




















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