マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

生姜シップ

2006年02月02日 00時42分29秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
腰痛や、リュウマチ、腫瘍、婦人病、関節炎、腹膜炎、胃潰瘍、癌、胃腸病、尿道炎、膀胱炎、前立腺炎など、あらゆる炎症に効くといわれる生姜シップをご紹介致します。

生姜に含まれる辛味成分(ジンゲロール、ショウガオールなど)には強い抗酸化作用があります。抗酸化作用とは万病の原因とされる活性酸素の除去能力のことで、実際に医療用漢方製剤の約70%に生姜が用いられている事でも抗酸化作用が非常に高いことは実証済みです。特に70~80度の熱湯を使用して行う生姜シップは患部を温めることで血液の循環を促進させ鎮痛作用・消炎作用・抗腫瘍作用を発揮します。
血液の循環が発揮されれば赤血球の循環が良くなり嫌気性であるがん細胞はその分裂を阻止され、白血球の循環が良くなれば、リンパ球の攻撃によりがん細胞を縮小させる事も可能です。
癌に対してだけでなく、質の良い血液を循環させることで、ほとんどの症状は改善されます。

肩こりや腰痛などによく用いられる消炎シップ剤(整形外科などでよく出される)や市販のシップ薬は、痛みを抑えるために血流を一時的に悪くさせ、貼布した時は気持ちがいいのですが結果的に根源の改善とはならないため慢性化し悪化する事が多いそうです。

しもやけの時、患部を温めると痒くなったり、痛くなったりしますよね。これは暖まる事で血流が良くなり患部の組織が再生を始めたサインです。この時に市販のシップ剤などと同じような成分の痒み止めや消炎薬を塗布すると血流を押さえ込んでしまいせっかく再生始めた組織をまた元の状態に戻してしまうのです。肩こりなども、シップ剤で血流を悪くさせることで痛みやコリは一時的に解消されても、治癒にはならない理由です。

生姜シップの作り方



2Lの水を沸かし70~80度のお湯に、ひね生姜150gをすりおろしたものをさらしに包みいれ、よくエキスを抽出させる.

タオルをつけよく絞り、患部に当てる。
絞る時はやけどをしないように気をつける。



ゴム手袋をすると、タオルの温度がわからず、被施術者にやけどを負わせる事になる危険性があるので、必ず素手で扱う



患部に熱さを確認しながらタオルを置き、ビニールを被せその上にバスタオルや毛布をかけ保温をする。



20分ぐらいのうちに3~4回取り替える。
取り替えるときは素早くし患部が冷えないように配慮する。(生姜湯に浸し絞ったタオルを2枚重ねて、取り替えるとき3枚目を上に乗せ一番下の1枚目を抜き取る方法も良い)

 

皮膚が赤くなればよい傾向である。赤くならない方は陰性になっているため、暫く続けて実施すると効果が現われる。

写真のような粉末の生姜も市販されているので利用しても良い。生姜粉末ティーバックの場合は袋を破って中を出してしまった方が効果がある。



注意事項として、患部や体に熱のある時や、心臓の上、頚椎より上の頭部はシップしてはいけない。
癌などの重たい病気の場合は一回を通常の倍の時間(30~40分)をかけて実施。継続して行くと血行がよくなっていく。

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1 コメント

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最高のエステ (たま妹子)
2006-02-02 11:37:13
たか~いエステサロンよりめちゃ気持ちいい 冷えた体と心家族愛を取り戻すチャンス 是非、家族ぐるみで生姜シップタイムを楽しんでください
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