マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

全方向で考えることが大切なんですね。

2007年04月25日 18時04分52秒 | 庵主の日記
昨日UPした、のもえりさんのメールの内容について、お友達からこんなメールをいただきました。お医者様です。
はっとする、内容でした。
つい、一方通行の考えをしてしまいがちですが、全方向で物事を捉えることの大切さを教えていただきました。
このブログを読んでいただいている皆さんにもお伝えしたくって、ご同意いただいた上で転載させていただくことにいたしました。

**************************************************************

今日のたまさんのblog(正確にはのもえりさんのメール)読みました。
悪魔のささやき、ですか・・・
いや、末期の方々には、われわれがして差し上げられることはそう多くないので、
そうとられてしまうのも仕方がないのかもしれませんけれども。
たまさんは歯科医の奥様ですからご存じでしょうが、
未認可の薬=効かない/有害
というわけではありません。多くの場合、外国では有効であるとわかっていて、
日本の政府がまだ「保険適応」とは認めていない、ということです。

有効なのはわかっているのに日本では使えないなんて、と、
多くの専門家が悔しがっている薬は多いです。
また、われわれがふつうに手にする
(一般の人も買おうと思えば買える)薬の本にも、
薬の「適応外使用」という欄があります。

本来○○病にしか使えないと保険では決まっているけれど、
△△病にも実は効くとみんな知ってるよ、ということです。
(その場合、「保険病名」として、○○病、と名前がつきます)
そして、保険適応でないということは、原則全額自費になるのですが、
(つまり高額医療としての上限もなくなる→月何百万ということもありうる)
一般医療は混合診療が認められておりませんので、
この場合、なんだかんだと、コストは病院の持ち出しです。

実験気分の医師が、ぜったいにいないとはさすがに申し上げられませんが
少なくとも、なんとか少しでもよくしよう、と思っていると、
その根本的な善意だけでもくみ取っていただけると幸いです。

医者の驕り、でしょうか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。