4月25日(土)に、無何有庵の料理教室の応用クラス<羹のコース>の卒業式を開催いたしました。
卒業式の日は、各自おうちで作ってきたお料理の集大成で卒業制作の発表となります。今回も、皆さんの力作が勢ぞろいでした。
羹のコース第10期では、レギュラーメンバーは5人と少なかったのですが、毎回振り替えでの補講を受ける先輩達にも助けられながら頑張ってきました。
たくさんのメニューを少人数でこなすのは結構大変でしたが、皆さんよく頑張りましたね~。
さて、それぞれの作品をご紹介いたします。
まず、学校栄養士さんで、今、食事制限のある学生さんもいるため玄米食の導入に一生懸命取り組んでいらっしゃるSちゃんの作品。
今回、当日急な仕事が入ってしまい
作品だけを朝一番に届けてくださいました。
でも、力作が伝わってきますね~。
その代わりにといっては何ですが、都合で卒業制作は来期に伸ばしたOさんが、皆さんを激励兼試食にきてくださいました(笑)。
みんなのお顔がそろうとやっぱりうれしいね。
春の季節感あふれる玄米中華混ぜご飯。がっつり、いけるお味でしたよ。
中央は、爽やかなきゅうりと玄米のサラダ。
高野豆腐のポケットカツ(右)は若々しい発想で彼氏が喜びそうなしっかりしたお味でした。真ん中のぐるぐるセサミ巻き(韓国タレ、梅ダレ)は黒胡麻の香りが嬉しい春巻きのオリジナルバージョン。ピーマンの肉味噌風も若い方にぴったりのお味で、こりゃ、学生さんのココロわしづかみだわ~。
優しいお味のカボチャとブロッコリーのグラタン(右)、小さな子どもさんのおやつにも嬉しいもちもちポテト(真ん中)、うなる美味しさもち黍入りロールキャベツ(左)と、お味も緩急あっていいバランスでした。
右から粟饅頭、小豆サンド。和風デザートの締めくくりで、漆器のお重がいい感じにマッチしていました。お饅頭もおいしかった~。
全10品のエントリーでした。
どれも美味しくて感動しましたよ。
ロールキャベツは、本当に柔らかくなるまで煮込んでいて、じっくりと時間をかけて作られたのがよく滲み出ていました。
試食参加できなかったのが本当に残念でしたね。
ハーブの先生でもあるNさんの作品には、あらゆるところにお家の庭で採れたハーブが生かされていて、繊細で美しい作品に仕上がりました。
ご両親の介護も大変だったのですが、頑張られましたよ。
基本の煮ひじきや牛蒡の丸煮、切り干し大根の焚いたんも陰消陽長の季節に対応して食養のレシピをアレンジ。大根の風呂吹きは柔らかく、そして味噌にはモロミ味噌を使用して、冷製にしたてました。お豆腐の田楽もピンチョスで楽しく。
稗フィッシュはパン粉の特製ハーブふりかけの歯ごたえと香りが美味しかったです。玄米巻き寿司には、薔薇の花びらが・・・。
美しさが信条のお吸い物
和のデザートにも薔薇の香りを忍ばせてます。
口当たりも大変よかったですよ。
彩りも鮮やかなハーブのサラダ。
ドレッシングは木の芽の香りでした。
飯のコースの卒業制作にも素敵な箸置きを作ってくださいましたが
今回は端午の節句にちなんで
かわいい箸袋を作ってくださいました。
お花は全てお庭で取れたハーブたちです。
北海道から漆芸を学びに来ていたYちゃん。
この卒業制作を最後に帰郷されました。
今回は最後の送別会も兼ねていました。
前日から無何有庵で深夜まで準備をして頑張りました。
お料理のテーマはできるだけご飯を使いたいということで、
おかずもデザートも玄米ごはんを使っていますよ。
黒米のハンバーグ・グレイビーソース添え。
グレイビーソースは、野菜丸ごとミキサーにかけて滋味たっぷりの大地のお味でした。
玉ねぎをじっくりと蒸し煮して甘~くした上に玄米粉のホワイトソースをかけてグラタンにしました。
何となくお料理のイメージが北海道~♪って思ったのは私だけ?ですか・・・。
蒸し野菜にはお味噌味とグルテンのお肉味のソースを添えて。
玄米サラダは爽やかなお味です。
蕪は梅酢で染めて、切り干し大根の和え物を乗せました。
カボチャのポタージュは玄米ごはんでとろみをつけました。
今回はあえて粒をのこして、ちょっとリゾット風です。
デザートも玄米ケーキ。玄米ごはんが入ってます。
豆腐のクリーム、ふんわりと大成功でしたね。
飯のコースと平行して受講されたAさん。
他にもまなびまくろや料理講師のマスタークラスなども積極的に受講なさって
人の為にお役に立ちたいという優しいココロで作ってくださいました。
蕎麦打ち名人のご主人と一緒に徹夜で作られた大作です。
そば粉と山芋と白玉粉で作った蕎麦饅頭。
葛のあんで上品なお味に仕上げました。
ご主人の打った蕎麦を使って、そば巻き(蕎麦寿司)ならぬ蕎麦いなり。試食係卓志が絶賛のお味でしたよ。
コロッケもおいしかったです。サラダは、蕎麦を揚げたチップがトッピングされていて、心憎い演出でした。
小豆カボチャを素敵に流し缶で固めて切り分けた小豆カボチャ羹。
牛蒡の丸煮はなんと金柑とともに煮込みました。
若竹煮も季節の嬉しい一品。空豆の茶巾絞りも甘味をつけずに塩味でいただきます。
最後の締めくくりは、ご主人の打った蕎麦。湯がきたてをいただきました。
う~ん、満足♪
つゆはご主人がマクロ対応で一週間前から仕込んでくださったのだそうです。
ご主人さま、ご馳走様でした。
さあ、お腹が一杯になったところで
最優秀者の投票です。
今回は、盛り付けも美しく、メンバーをいつも優しく引っ張っていってくださったNさんになりました。
飯のコースから一年間、お疲れ様でした。
そして、おめでとうございました。
記念品は、火土屋の秋山陣さん作盛り鉢です。
また、美味しいお料理を盛り付けてくださいね。
お休み無しで頑張ったYちゃんには無事卒業証書と記念品をお渡しいたしました。
北海道でも、たくさんの方に楽しいマクロビオティックを伝えてくださいね。
そして、他のメンバーも振り替えの受講を済ませて、しっかり卒業証書を受け取ってくださいね。
また、5人が集まって何かできるといいね~。
卒業生のゆるりまんまは6月27日(土)です。
人数が少ないので大変ですが、皆さん腕はしっかり上達していますから
がんばってくださいね。
メニューの告知をできるだけ早くお願い致します。
たのしみ~♪