を読む。阿部謹也著。ちくま学芸文庫。
「 中世人にとってはセックスというのは、まことに神秘的なものでした。性は大宇宙の何かだったのです。人間の体に九つの穴がある。あるいは十の穴がある。それは人体というミクロコスモスを、大宇宙のマクロコスモスと結びつける穴であって・・・・・・ 」( 「 中世ヨーロッパにおける怪異なるもの 」 )
さすが。さすがはキンキンだわ。実にさり気なく、上品に下ネタを忍び込ませる。ワタシも、こうありたいわ。
ちなみに、インテリの世界でキンキンといえば阿部謹也先生。トシちゃんといえば上山安敏先生のことよ。覚えておいて損はないわ。うふっ。