「 中世賤民の宇宙 」

2017-01-26 17:56:35 | 

を読む。阿部謹也著。ちくま学芸文庫。

 「 中世人にとってはセックスというのは、まことに神秘的なものでした。性は大宇宙の何かだったのです。人間の体に九つの穴がある。あるいは十の穴がある。それは人体というミクロコスモスを、大宇宙のマクロコスモスと結びつける穴であって・・・・・・ 」( 「 中世ヨーロッパにおける怪異なるもの 」 )

 さすが。さすがはキンキンだわ。実にさり気なく、上品に下ネタを忍び込ませる。ワタシも、こうありたいわ。

 ちなみに、インテリの世界でキンキンといえば阿部謹也先生。トシちゃんといえば上山安敏先生のことよ。覚えておいて損はないわ。うふっ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする