コロナ法

2020-04-04 17:27:19 | Weblog

 いわゆる保守派(産経新聞とか)の方から、今こそ憲法改正の論議を、という意見が出ているが・・・。

 しかし、時間がかかり過ぎる。なにしろ、憲法改正には国民投票が必要だ。

 むしろ、違憲の疑いがあるのを承知で「コロナ法」を制定してはどうか。この法律一本で、フランスのような不要不急の外出に対する罰金やら、各種サービス業の営業停止とそれに対する補償やらを、すべてカバーする。

 当然、「これは違憲だ」と提訴する人が出てくるだろう。だが、判決が確定するのに2年はかかる。その頃までにはコロナは収束しているだろう。その時、世論はどうなっているか。最高裁で合憲判決が出たら、それもよし。もしも違憲判決が出たら、「今の憲法はおかしい」という声が一気に高まるだろう。憲法改正のチャンスだ。

 いわゆる保守派は、護憲派と同じで、「原理主義者」だ。何か大きな原理原則があれば、それですべてが解決すると思い込んでいる。今、一番肝心なのは、憲法ではない。だれかがコロナウイルスの治療薬を作り出すことだ。「理屈」よりも、その単純な「事実」の方がはるかに重要だ。

 もしも憲法改正が実現したら、今の保守派が護憲派と呼ばれるようになるのだろう。幸運を祈る。
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