民数記21,9。 モーセは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得た。
英文は So Moses made a bronze snake and put it on a pole. Anyone who had been bitten would look at the bronze snake and be healed.
荒れ野で厳しい生活を強いられるユダヤ人は、しばしば不平を鳴らす。それに怒った神は、炎の蛇(poisonous snakes)を送り、ユダヤ人を殺しまくる。モーセが祈ると、神は救済策を示した。それが、青銅の蛇。だが、これは禁じられた「偶像崇拝」になるのでは?
青銅の蛇は「ネフシュタン」と呼ばれ、モーセの時代から約500年後、ユダ王国のヒゼキヤ王が破壊するまで崇拝されていた(列王記下18,4)。偶像崇拝の禁止といっても、単純なものではなかったらしいにゃ。