バッハのプレリュード・フーガ・アレグロBWV998は変ホ長調で書かれています。この曲は私がBWV1000の次に手がけた曲で、大昔の編曲譜には1976年と書かれているので、何と46年前ですねぇ。
このときは原曲の変ホ長調で書きました。とても弾きにくいところが多く、加えて当時使っていた日本製のバロック・リュートではこの調はあまりきれいに響いてくれませんでした。
その後知り合いのリュート奏者がニ長調版を出版したので弾いてみましたが、あまりしっくりとこないし、いつの間にかその後あまり演奏することはなくなりました。
2016年の「Bach on Lute」でオールバッハプログラムを組んだとき、998をプログラムに入れることにしました。このときはぐっと下げてハ長調です。ハ長調版は都合のいいところも多いのですが、メロディのラインが低すぎるというのが気になりましたが、まぁこの版でリサイタルは演奏しました。
実はこのリサイタル用にヘ長調版を作ってリサイタルに臨もうとしていたのですが、「完全版」を目指そうと全てのバスを原音と同じポジション(つまりバスをオクターブ上下しない)で書いたものですから左手にかなりの負担がかかっていました。
このまま練習を続けたら左手が持たないかも知れないと判断して、急遽ハ長調版を作って演奏したのでした。今思うとヘ長調版を改良すればよかったのですが、なぜかそうしませんでした。
このときは原曲の変ホ長調で書きました。とても弾きにくいところが多く、加えて当時使っていた日本製のバロック・リュートではこの調はあまりきれいに響いてくれませんでした。
その後知り合いのリュート奏者がニ長調版を出版したので弾いてみましたが、あまりしっくりとこないし、いつの間にかその後あまり演奏することはなくなりました。
2016年の「Bach on Lute」でオールバッハプログラムを組んだとき、998をプログラムに入れることにしました。このときはぐっと下げてハ長調です。ハ長調版は都合のいいところも多いのですが、メロディのラインが低すぎるというのが気になりましたが、まぁこの版でリサイタルは演奏しました。
実はこのリサイタル用にヘ長調版を作ってリサイタルに臨もうとしていたのですが、「完全版」を目指そうと全てのバスを原音と同じポジション(つまりバスをオクターブ上下しない)で書いたものですから左手にかなりの負担がかかっていました。
このまま練習を続けたら左手が持たないかも知れないと判断して、急遽ハ長調版を作って演奏したのでした。今思うとヘ長調版を改良すればよかったのですが、なぜかそうしませんでした。