実はこのフーガVer3の前にアレグロのVer3をアレンジしています。こちらは比較的スムーズにできました。アレグロは基本的に2声ですのでまだ扱いやすいです。フーガの前半は3声、後半も擬似的に3声で動いていますので、やはりこういうのはリュートにはきついものです。
しかし基本2声と言ってもアレグロのバスはリュートのバスとしては少し動きすぎていると思います。例えば8小節目とか10小節目なんかはリュートだと普通バスはアタマの音だけでしょう。いっそ「編曲」ということで2拍目、3拍目のバスをとってしまおうかなとも考えたこともありましたが、バスのリズム動機のバランスを変えてしまい全体の大改造につながってしまうので止めました。まぁそれだけバッハは綿密に曲を書いているということでもあります。
アレグロの78小節目からバッハは紙面の都合で(五線譜を書くスペースがなくなってしまった)記譜をオルガンタブラチュアに変えて書いています。オリジナルを見てみますと実は78小節目の上声部16分音符のうち、終わり2つが五線譜から消えています。元は当然バッハは書いていたはずですが、五線譜にもオルガンタブにもありません。後年の誰かが何も考えずに切り取ってしまったのでしょう。ただこの部分はゼクエンツの流れから判断できますので、なくても問題はありません。
87小節目の2拍目の上声部は a (ヘ長調編曲ではh,ニ長調編曲ではgis)で記譜、演奏例が結構多いですが、自筆のタブを見てみますと a ではなくもう半音低い as です。a の方が弾きやすいし個人的にもこっちの方が好きですが自筆にそう書いてあるので致し方ありません。
※バッハはアレグロの冒頭に八分の三拍子と表示をしていますが、実際は八分の六拍子で小節を区切り、三拍目と四拍目の間にティックを入れています。ここで何小節目というのは八分の三拍子としての小節番号です。
しかし基本2声と言ってもアレグロのバスはリュートのバスとしては少し動きすぎていると思います。例えば8小節目とか10小節目なんかはリュートだと普通バスはアタマの音だけでしょう。いっそ「編曲」ということで2拍目、3拍目のバスをとってしまおうかなとも考えたこともありましたが、バスのリズム動機のバランスを変えてしまい全体の大改造につながってしまうので止めました。まぁそれだけバッハは綿密に曲を書いているということでもあります。
アレグロの78小節目からバッハは紙面の都合で(五線譜を書くスペースがなくなってしまった)記譜をオルガンタブラチュアに変えて書いています。オリジナルを見てみますと実は78小節目の上声部16分音符のうち、終わり2つが五線譜から消えています。元は当然バッハは書いていたはずですが、五線譜にもオルガンタブにもありません。後年の誰かが何も考えずに切り取ってしまったのでしょう。ただこの部分はゼクエンツの流れから判断できますので、なくても問題はありません。
87小節目の2拍目の上声部は a (ヘ長調編曲ではh,ニ長調編曲ではgis)で記譜、演奏例が結構多いですが、自筆のタブを見てみますと a ではなくもう半音低い as です。a の方が弾きやすいし個人的にもこっちの方が好きですが自筆にそう書いてあるので致し方ありません。
※バッハはアレグロの冒頭に八分の三拍子と表示をしていますが、実際は八分の六拍子で小節を区切り、三拍目と四拍目の間にティックを入れています。ここで何小節目というのは八分の三拍子としての小節番号です。