標的

岸田首相の秘書官がLGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り差別的な発言をしたことで更迭されました。政府の中枢にいる人がそういった発言をしたということは言語道断と言えます。

その秘書官はエリート街道まっしぐらの方ではなく、苦学して上り詰めた才能のある方のようです。ただこの件で私がちょっと引っかかるのは、報道陣とのそのインタビューはオフレコだったということです。

オフレコをWikiで調べてみると：

オフレコ（英語: off the record、記録にとどめないこと）とは、談話などを公表しないこと、または非公式なものとすることを指す報道用語である。談話の内容を非公開とすることを発言者と取材者全員が事前に約した上で、本音を話してもらうことである。

今回の差別発言が表に出たのは、オフレコの談話が外に出てしまったということであり、報道陣の中の誰かがオフレコの「掟」を破ったことになります。発言の内容はさておき、報道側が信頼関係を破るようなことでいいのかな、という感じがします。

ひょっとしたら、秘書官に恨みを持つ人とか、岸田政権に対して攻撃をしようとした人とか、あるいはどっかの外国勢力とかが意図的にオフレコをリークしたということも考えられます。つまり、例えば、実はこの秘書官がすでにオフレコで差別的発言を繰り返していて、それを知ったある勢力が意図的に秘書官に差別的発言をさせたところで発言内容をリークした、というような計画性がある話です。秘書官は政権を攻撃したい勢力にとっていい標的だったわけです。まぁこれは私の妄想で政治謀略小説みたいな内容ですが、ありえない話でもないかも。