リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

エムポックス話

2023年02月27日 19時50分05秒 | 日々のこと
ひと頃感染拡大が懸念されていたサル痘ですが、最近はもうあまり言われないようになりました。アメリカでは小さい子供が沢山罹ったというニュースが入ってきていましたが、それも収まっているようです。世界的には2022年中頃がピークで現在はピークアウトしていますが、日本ではむしろ今年に入ってから感染が増えてきているようですが、数としては10例くらいだそうです。

そのサル痘を厚生労働省は名称変更してエムポックスとする方針を固めたそうです。サル痘はMonkeypox なので、エムはMonkeyのMですよね。まぁいろいろ理由があって名称変更したそうですが、それについては置いといて、何か私的にはサルだけにひっかかるものがあります。何かに似ている名前はありませんか?そう、ホンダのベストセラー・スーパー・ハイトワゴン、エヌボックスです。そっちです。

昔から日本にはアイホンという電気呼び鈴がありましたが、あるときiPhoneが日本で販売されることになりました。その頃の日本人はiPhoneはアイホンと読んでいましたが、そこで問題になったのはピンポンのアイホンです。訴訟になったのかどうか詳しいことは知りませんが、結局iPhoneの日本語は正式にはアイフォーンということになったようです。NHKのアナウンサーはそう発音しています。でもそんな間の抜けた言い方は私は嫌いで、今でも「あ、アイホン持ってくるの忘れた!」なんて言っています。ピンポンもアイホン、同じふうに言っています。

このiPhoneの日本語呼称問題と同じ感じで(ちょっと違うか)エヌボックスを発売しているホンダがサル痘のことをエムポックスという名前にしないでくれ、と厚生労働省に苦情をいうのではないでしょうか。私が心配しているのはそこです。でもよく見てみるとヌとム、ポとボが異なっており2箇所も異なれば全く異なることばには違いありません。でもヌもムも母音は同じ、ボとポに至っては実際にはほとんど同じ音です。やはり発音的には相当近いです。厚生労働省にホンダさんという方がいてその方がエムポックスについてコメントした場合、国民に誤解を与えてしまうのではないでしょうか!だんだんエイプリルフールネタに近づいてきましたが・・・。そんなヒマなことを言っているのはお前だけだ、はい確かにその通りです、というところでこの話は下げましょう。でも妙に気になるこの2つ、エムポックスとエヌボックスです。