バロックバロック音楽の旅16シリーズの最終回のコンサートで、リコーダーの古橋潤一さんとポジティヴ・オルガンの能登伊津子お迎えしてのコンサートです。
実はお二人共もう随分前からの知り合いで、特にリコーダーの古橋さんとはチェンバロの岡田龍之介さんと私の3人で神戸、四日市、桑名、名古屋、東京など各地でコンサートを開いたことがありました。もう30年くらい前になります。神戸のコンサートは阪神大震災の前年でした。
さて今日のプログラムはスペインとイタリアの作品で次のような曲目でした。
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(c.1571-1630)/ソナタ第2番
フランシスコ・コレーア・デ・アラウホ(1584-1654)/2本のソプラノの分割ストップのための第2旋法のティエント
ベルナルド・ストラーチェ(1637-1664)/戦い、パッサカッレス
バルトロメオ・デ・セルマ(c.1595-1638-)/カンツォン第3番
ビアージョ・マリーニ(1594-1663)/モニカのテーマによるソナタ
フアン・カバニーリェス(1664-1712)/ガリャルダス
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627)第4旋法によるティエント・リェーノ
フアン・カバニーリェス(1664-1712)/パサカーレス
前回の増野さんと杉浦さんによるフランスの曲を中心にしたプログラムとは随分雰囲気が異なり、受講生の皆さんも存分にスパニッシュとイタリアンのテイストを楽しんでいただけたのではないかと思います。
本年度のバロック音楽の旅16はこれが最終回、来年度は同17が始動します。すでに来年度の先行予約をされた方も大勢みえました。来年度は久しぶりに自分のソロ・コンサートを組んでみました。これ、密かな楽しみです。(笑)