北側の窓から見た空は青かった。

2007年03月19日 | 住まいづくり
北側の窓から見た空は青かった。とセミナーの講師をお願いしたお二人がきしくも同じ感想を述べられた。2階の北側の部屋やホールを書斎やパソコンを使う場所としてお使いのようである。

 かって家造りの際、南の日のあたる部屋が最高という認識があった。しかしすべての敷地がそんな条件にある訳ではないし、資金的にみてもそんな条件を叶えた部屋数を用意することは不可能に近い。
とくに何世代かが一緒に暮らす場合、老親の寝室をどこにするかで迷われる。さらに核家族世代所帯と比べて来客は格段に多いので常設の客間が必要である。

 となると西側の北側にということになる場合が多かった。しかしソーラーサーキットの家になって、北側のお部屋のイメージは変わった。
その説明をすると顔を明るくされる若夫婦がいる。

 建てられたお客様訪問を続けている私は、皆様に直にお話を聞く機会が多い。
特に冬場は皆さんが口をそろえて、暖かい家を造ってもらって良かったと話される。玄関に一歩入っただけで、そのほんわか感に包まれる生活。家中の温度差が少ない家が、どれだけ健康にいいのかを話され、そしてどんなに外で寒い目にあっても、暖かい家が待っていると思えば我慢ができるとご主人と話されたと私にお話してくださる。

 かって北側の部屋は寒くて湿気の多いかび臭い部屋であった。それが今、太陽の陽に影響されない安定した環境で喜ばれる時代に変わった。
北側の窓から見た青空が美しいという感想がそれを表徴していると思った。
 ソーラーサーキツトの家は家の革命である。そしてそれは人を幸せにしていると実感でき、家造りを携わる幸せを感じる日々である。
                                美恵子
コメント
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