10歳若いお肌

2007年06月12日 | 日々のこと
 かの有名な化粧品会社、日の内半分は製造ラインを分解して洗浄しているという会社である。もう基礎化粧品は絶対に変えないという強い心情でいたのに、アトピーで苦しんでいた娘がそこの化粧品に変えた。首筋の赤い輪が1週間もしない内に消え、見るも気の毒と思われたほほもきれいになったねとお世辞抜きで声をかけられるほどになったのだ。

 昨年の秋からいままで丈夫であった肌に異常が発生していたので、娘の様子を見て心変わりがしたのである。

 試供品を試して後でなければ購入できない仕組である。
お手入れとはここまですることをいうのかというカルチャーショツクである。いままでのお手入れなるものが形だけだというのがよく分った。

 しかしながら3日目にかゆみが発生。ストップせざるを得なかった。
そして年齢よりも10歳若い肌は夢となった。
1週間の間に使い心地の確認の電話が来ることになっていたが、電話で相談をしてみると「○○がお話しをうかがわせていただきます」と名乗られた後お詫びの言葉を言われた。試供品をじっくり試せばよかったのは私であり、肌に問題をかかえていたのも私、娘がよかったから私もと思い込んだ早とちりが生んだ結果である。

 7種類の内Ⅰ部だけでも使えればという願いもむなしく、止められたほうがと提案された。送り返してください、にはもっとびっくり。
そんな申し訳ないです、娘に回しますからと言いつつも、50代と30代では使うものが違い、一部を返品という結果となった。

 決して安い化粧品ではない、幾つになってもという女心からすれば、お金には代えられないのが化粧品なのである。今までテレビのコマーシャルや、新聞一面の広告を見て、すごい会社だという認識は充分あったが、自分が消費者になってみてそのすごさにびっくりした。

 商品だけを売っているのではない。10歳若くみられるという女心の夢もそうかもしれない。安心・安全そして満足をも売る。それは戦略と言ってしまえばそれまでだが、企業がそれを全うすることがいかにむずかしいかは、自分の事ならずとも日々目の当たりにすることである。

 企業の行き方やコンセプトが問われる時代になった。
今朝のニュースを見ながらさらにそう思った。
                          美恵子
 
コメント
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