お布団干し

2007年06月05日 | 家事のこと
仕事を持つ主婦のあこがれは、天気のいい日に干してあるお布団である。見るたびにほんとうらやましいと思う。休日といい天気というのがイコールしないのが切ない。

 あのふわふわしたお布団とパリッと乾いたシーツに包まれた幸せ。これを幸せと言わずに何を幸せというか。・・・大げさなと思わないで、飢えているんだから。
これが真夏になると地獄になる。この時期だけは干したくないと思う。・・・勝手です。

日を浴びたお布団はすばらしいが、現実布団干しに切ない思いをしている人も多いだろうな。ところがである、干さなくてもそれほど気にならないとおっしゃるのが、ソーラーサーキットにお住まいの皆さんである。
住環境のいいということは、こういうことも含めてなんだろうな。

 毎夏、焦げるほどの日に我が家のお布団を全部干している。昔の家というものは、この来客用の布団が15組はあるのだから始末にたいへんだ。畳んでも丸めてもあの容量だ。押入はそのために存在しているのだ・・・と観念している。
この布団干しなかなかの行事である。2階のベランダから庭石に車の屋根まで総動員する。シーツにカバーも取り外して洗濯し、毛布に夏掛けとなると、最後はウルトラCだ。2階のベランダから取り込んだ分は階段から下に投げ落とす。ソーッと母の居ない時を見計らって。これを考えた時自分で名案だと思った。

 しかしこんなこと後10年もできっこない。
我が社の体験宿泊ハウスの押入のお布団の中に手を入れてみると、いつも干したてのような感覚だ。
 息子よ早くローンが組めるようになって、母を布団干しから解放させてほしい。
10年も待てないからね。
                     美恵子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする