太陽光発電

2007年06月27日 | 住まいづくり
昨日の研修の最後に「太陽光発電」の勉強ががあった。長野県の佐久は日照率が一番いいとかで、このところ訪問販売が激しいらしい。我が家にも度々その手の営業が顔を出すらしい。小屋の屋根に太陽熱温水器を載せていると、関心が高いと思うらしくターゲットになるらしい。帰宅するとパンフレットや名詞があるので、今日もみえたのかなとその根気に感心してしまう。

 先日も建設業界ではない方が1KW100万位で契約をしている方がいますよと、びっくりするような話をしてくれた。どうも身近な方の話のようである。

 研修で話を聞きながら「シヤープ」のパンフレツトを眺めていたら、「1世帯当たりの年間消費電力 約5,500kwh」とあった。この数字は単純に一人暮らしの人も含めて割った数字だろう。一般の4人家族の数字ではこんなものではすまないと思う。
その数字の横には年間予測発電電力量が日本地図の上に各地ごとに書いてある。東京が4,386kwh多いのが広島の4981kwh。一見すると、ほぼ賄えるような錯覚を起さないだろうか。いや起させるように作ってあるといったほうが正しいだろう。さらにこの発電量は4kwのせた時の数字であると、小さな字で書いてはある。

 太陽光発電+オール電化で月18.220円お徳ですも、もちろん4kwhを載せた場合の数字である。効率よい向きに4kw載せられる屋根面積はと考えてしまった。

 化石燃料が高くなったから、余計にその当たりの心理をついてくるのかもしれないが、新築なら、屋根一体型とか費用対効果も考える方法もあるが、10年以上も経った家に、エコだ、灯油だといって薦める気にはなれなくて、同行営業をすすめる業者のアンケートにやる気はないと明言して帰ってきた。

 太陽電池生産量7年連続世界No1とうたうパンフレツトにも、消費者に錯覚させる数字が潜んでいる。太陽光発電は今後とも伸びていくことは間違いないが、跡でこんなはずではなかったと後悔しないだけの認識を持って選択する必要はあると思う。

 訪問販売は効率が悪いから、ОBのお客様を持つ私たちがそのターゲットになったのだと妙にスッキリしない研修になってしまった。
                           美恵子
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