インド旅行記・・・・・その11

2008年11月28日 | 
 昨夜帰ったら、母が「帰って来た後で良かったわねぇ」と言う。インドのテロが凄いのだという。日中ニュースを見なかった私も、事の大きさに震撼した。

 発展途上国と言われる国を訪れる時に、これはわが国の30年前、50年前の姿だと思う。インドの都市部でもあの姿だったから、農村部の貧困はそれ以上かもしれない。外国からの投資により、雇用が拡大することにより・・・・と言った私の言葉に、ガイド氏は暗い目をした。異国の私がとやかく言うことではなかったと、私は口をつぐんだ。

 11億ともそれ以上とも言われる人口。その人々が豊かになれる日までには、かなりの時間をようするであろう。しかしベジタリアンが6割もいるとはいえ、衣食住を含めてというと、資源、環境も地球規模の問題だ。

 先に繁栄を手にしたもののおごりであってはならないと、いっも我が心をいさめる。この日本でも豊かな物を得た割りには、幸せと思えていない人々がたくさんいるのは事実であり、現状だ。だからガイド氏の「豊かなインド人の心」を聞きながら、これはこれなりにバランスがとれているのだと、我が目と心を納得させようとした。

 新聞にはインドの抱える問題が山ほど書かれていた。いずれにしても、テロは許されることではない。
 世界中からの投資や観光客は減るだろう。

 今回の旅行もテロを意識していたことは事実だ。オールドデリーなどの人ごみは避けたし、夜の外出もしなかった。・・・本当に何を見てきたのかと言われそうだけど、車窓から見た風景かなと苦笑してしまう。
 機会があれば又行ってみたいと思わせる国であることは間違いない。早く自分で歩きまわれる時代が来ることを願うばかりだ。

                     依田 美恵子
  

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