107年前からの先祖祭勘定帳

2011年09月24日 | 季節のこと
 毎年9月のお彼岸の中日は一族の先祖祭りである。
 
 今年当番である我が家に回ってきた書類の中に「依田姓先祖祭順番勘定帳」明治38年9月24日の表紙のついた勘定帳があった。和紙に墨で記載されている。

 今から107年前、当時の我が家の当主も父から遡る事4代前だ。この100年からの歴史、人の歴史でもあったり、物価の動向も見えるし、それぞれの時代の背景も慣習も垣間見れる。

 我が家の先祖様の名を探しながら、こうして歴史をひもとくと感無量となる。

 ご先祖様が守り引き継いできた先祖祭りであるが、時代の流れの中でそのやり方も変えてきていたのだろう。

 しかしここにきて大きく変わりつつある。かっては跡継ぎが必ず家に残っていたが今はそういう時代ではなくなった。高齢社会になり祭りの当番をしていくのが困難になりつつあるのも遠い未来ではない。

 世代交代ができない。これはこんな一族の先祖祭に限った事ではない。まだ我が地域は後継者がしっかりいる地域の方である。

 高齢時代少なくとも10年前、20年前と同じやり方ではできない、お祭りの裏方を担う女たちはその方向を探った。そしてその勘定帳にしっかりと改革した事が記されていた。

 次回の当番の時は退職しているから、どうにでもなるわあーと思っていたけど、こうして当番は巡ってきたけど・・・・勤めは続行中・・・・改革はどんなにか精神的にも肉体的にも軽減してくれることは間違いが無い。

 続けていかねばならないことは必ずある。1冊の勘定帳の伝統におののいている私である。
                 依田美恵子

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