学問的な価値が高く、かつ珍しい本を「稀覯本」という。こういう書物が何百万円もするのは分かる。
世には初版本マニアという人がいて、芥川賞直木賞の初版本を集めていたりする。戦前の本で、発行部数が少ない初版本が何百句万円もすると「開運!なんでも鑑定団」で知ったが、それらを何百万円で買う人がいるのだろうか?作家の記念館などが買うのだろうか?
私も一冊だけ初版本を持っている。下の安倍公房の「水中都市」である。高校生のころ定価で買った。書店にはなく取り寄せてもらった。それがたまたま初版本だった。出版社は「桃源社」という会社だったが、書店の女店員が「ちょうげんしゃ」と読んでいたことを今でも覚えている。この人は陶淵明の「桃源郷」を知らないのだなと印象に残ったから。

(NatsumeBook ホームページより。)
世には初版本マニアという人がいて、芥川賞直木賞の初版本を集めていたりする。戦前の本で、発行部数が少ない初版本が何百句万円もすると「開運!なんでも鑑定団」で知ったが、それらを何百万円で買う人がいるのだろうか?作家の記念館などが買うのだろうか?
私も一冊だけ初版本を持っている。下の安倍公房の「水中都市」である。高校生のころ定価で買った。書店にはなく取り寄せてもらった。それがたまたま初版本だった。出版社は「桃源社」という会社だったが、書店の女店員が「ちょうげんしゃ」と読んでいたことを今でも覚えている。この人は陶淵明の「桃源郷」を知らないのだなと印象に残ったから。

(NatsumeBook ホームページより。)