院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

デパートの食堂の「ホットケーキ」

2014-07-07 05:35:11 | 食べ物

食ベログより引用。)

 幼いころデパートの食堂で食べるホットケーキが、なぜムラなくきつね色に焦げているのか不思議でした。家のフライパンでは必ずマダラになってしまうからです。

 亡父の話では、分厚い銅板で焼くからとのことでした。確かに文明堂のどら焼きの実演販売では、分厚い銅板にヒシャクでタネを流し、正確な円形とムラのないきつね色が実現されていました。

 ホットケーキにかける蜜ですが、普通の砂糖から作った蜜と明らかに違います。今ならサトウカエデからとったメープルシロップだと知っていますが、当時、母はそれを知らなかったので、家では実現できない蜜でした。

 ホットケーキは良い香りがするのですが、添えられている蜜が少なくノドにつかえて食べにくいものでした。いま、パンケーキとしてカフェにあります。パンケーキはもっと薄く小さく作られていて蜜も多く、むかしのホットケーキよりずっと食べやすいです。

 私が大学に入ったころは、まだパンケーキとはいわず、幼いころのと同じ分厚いぱさぱさしたホットケーキ(写真)がまだ喫茶店で出されていました。その、ぱさぱさ感は懐かしかったのですが、わざわざ感傷に浸るほどのお金はなく、食べやすい小倉トーストをもっぱら注文していたのでした。