院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

風評被害(3)(サプリメントと実薬)

2014-07-19 00:03:46 | 医療

Qoo10のHPより引用。)

 サプリメントメーカーは「体に良い」という風評を立てるのに必死です。でも、サプリメントに有効性はまったくありません。毒にも薬にもならないから風評(イメージ)で売ろうとしているのです。

 ある会社は、コラーゲンを飲んでお肌すべすべになろうと売り込んでいます。でも、コラーゲンを飲んでもアミノ酸に分解され、体内では別のたんぱく質に合成されてしまいます。つまり、コラーゲンそのものにはなりません。牛肉を食べても、人間の筋肉が牛肉になるわけではないのと同じことです。

 もっとも、医者が処方する「正規の薬」も多くの場合、薬本来の作用で効いているわけではありません。医者は病気を治すものという風評があらかじめあるから、その風評によって効いたような気がすることが半分以上はあるのだと、私は思います。