(風評で売れなくなった福島産のきゅうり。朝日新聞 DIGITAL より引用。)
広辞苑で「風評」を引くと「世間の評判」、「とりざた」とあります。議員を選挙で選ぶとき、議員の詳細をすみずみまで知って投票する人はきわめて少数で、ふつうは有権者の「風評」に基づく投票行動によって当落が決定します。つまり、議員とは「風評」の産物です。
議員が農作物の風評被害を解消しようと、その農作物を食べてみせることがあります。風評被害を打ち消すのに、同じく風評で選ばれた議員がパーフォーマンスを行うという奇妙な図式ができあがります。でも、それが民主主義というものなのでしょうね。