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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

d'cinnamonsを聞く

2008年10月07日 | CD・DVD・カセット・レコード
 この数日はCDのブログが続いている。というのも授業のあと、締切の原稿と格闘し、現代音楽の練習の楽譜とにらめっこの日々が続いて、生活にバラエティーがない。ほとんど研究室かスタジオという日々で、ブログのことが考えられない。ちょっと息抜きでブログでも書こうかなと思うと、自分の周辺にCDがある。
 写真のCD、d'cinnamonsは、昨年インドネシアで封切られた映画cintapuccinoの主題歌 Selamanya Cinta《愛し続けて》を歌ったグループである。この曲、実は、かなり前に別の歌手Yana Julioで大ヒットした曲のカヴァーで、このYanaが歌っていたとき、私はこの曲をよく聞いていた。今回、インドネシアでこの映画のVCDとサントラ盤CD、そしてd'cinnamonsの別のCDも購入した。いわゆるフォーク系のグループで、アコースティックギターの響きと、女性の澄んだ歌声が特徴、とったグループだろうか。
 帰国して高熱を出していたときこの映画のVCDを見た。婚約中に以前好きだった男性と偶然出会い、結局、その男性のもとへ・・・という単純な恋愛映画だが、Yanaの曲がヒットした時代と現代がうまくリンクして作られている。Yanaとd'cinnamonsのこの曲が映画のテーマをささえているといってもいい。はじめのうちは「しょうがねえ映画だなあ」なんて思っていたのが、最後は真剣に見てしまっているというタイプの映画だった。
 さて本題のd'cinnamonsのCDには、Selamanya Cintaは入っていないのだが、映画で使われている曲が4,5曲含まれている。アコースティックギターで切なく歌われると「ほろり」としてしまう私としては、お気に入りの一枚である。ちなみに、このグループの歌うSelamanya Cintaは、You Tubeでも見られるので興味のある方はご覧あれ。