Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

キリン

2009年02月09日 | 家・わたくしごと
 キリンを最後に見たのは2003年にアムステルダム動物園に行ったときだったから、昨日、沖縄の動物園で6年ぶりにキリンを見たことになる。
 私にとって動物園の象徴ともいえる動物は、ライオンでもゾウでもカバでもオオアリクイでもなく、なぜかキリンなのである。スラリと伸びた首と美しい模様を見ると、なぜか胸が高鳴るのだ。子どもの頃、よく連れて行ってもらった井の頭公園の動物園にはキリンがいた記憶は全くないし、キリンに関わる幼児体験はないと思うのだが、なぜか優しそうな目をするキリンを見上げるのが好きなのだ。
 キリンを漢字で書くと麒麟となるが、これは本来、中国の伝説上の動物である。麒麟ビールの登録商標はまさに不思議な動物の絵であるが、これこそが麒麟なのだろう。私の記憶だと、その麒麟とキリンが似ていたということらしいのだが、麒麟ビールの絵と動物園のキリンは似ても似つかない。なぜあの首の長い動物がキリンとよばれるのかが今だに理解できないでいるのだ。ちなみにキリンを英名giraffeというのはほとんど日本人に知られていない。私も40歳を過ぎてからオランダの動物園で始めて知ったくらいである。