Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

締めは「よしもと」で

2009年02月26日 | 
 やはり大阪の締めは「よしもと」でしょう。当然のように、なんばグランド花月の午後の部の当日券を購入し、ポップコーンとジュースをもって一階席へ。やっぱり大衆芸能はいいですね。食べながら、飲みながら笑えるっていうのは。これこそが演芸場の醍醐味です。ちなみに日本で最初に食べ物、飲み物を持込禁止にしたホールは帝国劇場だったそうです。最近読んだ本で知りました。
 「よしもと」のすごさは、舞台でなくてはわかりません。テレビだとやはりしゃべれる内容に限界があるのでしょうが、舞台は電波にのるような規制がないので、新喜劇などでは言いたい放題の部分あり、アドリブありで、結構楽しい。芸人のすごさ、というのはこれを毎日、二回ずつテンションを維持しながら公演を続けているというところです。まさにプロの芸とはそういうものですね。
 私も舞台に立ちますが、やはり同じ演目を続けて上演するとき、自分のテンションを維持するのに苦労します。授業だって同様。でも見るお客さん、聞く学生はほとんど始めてであるわけだし、しかも「よしもと」の場合は毎回客層が違うわけで、やはり臨機応変な「笑い」への対応がたいへんなのでしょう。
 とにかく笑いました。息子と二人、大声で笑って「よしもと」を後に千日前の自由軒で有名な特製カレーをたべて、関西空港に向かいました。最後にさんざん笑ったから、というわけではありませんが、とにかく二泊三日の楽しい旅でした。次は新宿か浅草で落語が聞きたいね、なんて息子は生意気なことを言っています。でもいいですよ。私はそんな日本文化である大衆芸能が大好きですから。
(今回をもって息子との関西旅行記は終了)