Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

五重塔

2009年02月20日 | 
 昨日、私のブログの読者の一人の父と電話で話しをしたとき、父が「おまえ、子どもと神戸や京都に旅行に行ったのに、食べて、温泉行っただけで、寺は見てないのか?」と聞かれた。そういわれてみれば、確かにほとんど食べもの、街歩きと温泉しかブログにアップしていなかった。ということで、本日から神戸から移動した京都のお話である。
 息子は昨年の春、京都の有名な寺社仏閣をまわっているので、今回はまだ行っていない場所に向かうことした。その一つが、冬の特別拝観で五重塔の内部を公開している東寺だった。東寺の五重塔は、新幹線に乗るとその窓から見える京都の象徴的建築物だが、私のように関西の空港から京都に向かおうとすると車窓から東寺を見ることはない。この寺院が観光地の少ない京都駅の南側にあることもなかなか足を運ばない理由である。
 さて、この東寺で感動したことが一つ。それは特別拝観の五重塔で聞いた説明である。特別拝観ということでボランティアガイドがいて、拝観する全員に詳しく説明してくれるのである。さらにその話し方が実に魅力的で、ぐいぐいとその世界に引き込まれていく。ボランティアガイドとはいえ、まさにプロの話しぶりだ。五重塔から出たとき息子に「いやあ、楽しかったねえ」と一言。あれあれ、ここは歴史的建造物だというのに、ディズニーランドで遊んだ帰りみたいな感想になってしまったね。