Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

バースデーケーキ

2009年04月09日 | 家・わたくしごと
 昨日の花祭りの日は私の誕生日でした。サークルではこんな立派なガトーショコラのバースデーケーキを用意してもらいました。チョコが大好きの私のためにこんな上等なケーキを用意してくれた皆さんに感謝です。ありがとう。同じくチョコ好きで、中学に入学して初めて練習に参加した息子も、「やったあ、参加してラッキー!」とばかり、おいしそうにケーキをほおばっていました。
 それにしても時がたつのは早いもので、あと数年もすれば50歳になるわけですね。きっといくつになっても今と同じようにガムランを続けているのでしょう。一人ではガムランはできません。本当にこうしてガムランの練習場で、これまで私の誕生日を祝ってくれた東京や沖縄の皆のおかげで、私はこの先もガムランが続けていけるのです。

ニュピの朝

2009年04月09日 | バリ
 朝、そっと村の表通りを覗いてみました。ニュピの日は外を歩けないので道路には人っ子一人いません。私がたっている場所は普段は小さなワルンが出て人々が集い、朝には色とりどりの野菜が並ぶ場所。今日は静まり返っています。
 なんだかいつもの喧噪が嘘のようだなと思っていると、あれ?やっぱり家の入口から道路を覗いている男の子がいるぞ。私に気づいてすぐに家の中に走って行きました。別に逃げることないのに。ぼくらは「覗き」の仲間なんだよ。顔を見合せてお互いほほ笑もうよ。(3月29日、バリで記す)


ニュピの夜(3)――中島美嘉《WILL》編

2009年04月09日 | バリ
 夜10時頃、まだ眠れずに部屋の外に出てみました。庭に立ち空を仰ぐと、新月の夜空に無数の星が広がっていました。もう天空がすべて星で埋め尽くされているようなそんな夜空。プラネタリウムなんて人工的な空間と比較するのもおこがましいほどの美しさ、そして夜の香りが私の全身を包みます。
 中島美嘉の「記憶が星座のように輝きながらつながる、バラバラに見えていたけど、今ならわかるよ。記憶が星座のように一つになって教える。偶然の仕業じゃなくて、選んだのは僕のWILL.」という《WILL》の歌詞を思い出しました。いい歳してJ-POP?なんて言われそうですが。
 22年前に最初に体験した調査地でのニュピ。あれからずっと夢を見続けてきて、今があるんだな。「あれからぼくはいくつの自由を生きてきただろう?」と考えると、そんな生き方を応援してくれている家族や友人たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして「目を閉じてみる夢よりも、目を開きながら」という生き方を実践しようと改めて思った次第です。それに付き合わされ、巻き込まれる皆さん、本当にごめんなさいね・・・。(3月28日、バリで記す)