Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

京都に着く

2011年10月07日 | 
 なんだか朝からバタバタと大学で仕事をして、編集している定期公演のプログラムを印刷屋に渡してから、急いで那覇空港に向かう。やっぱり自分の学会発表の準備はほとんどできない。こんな私の姿を見ていた博士課程の学生に、「先生は給料もらっているから仕方がないわね」と言われた。その通りである。仕事とはそういうものである。
 若い頃は、ホテルで仕事をするなんて「キザな奴だ」くらいしか考えていなかった。でも今はそんなことを微塵も感じない。ホテルの部屋はビジネスマンの書斎である。私のホテルを選ぶ基準は、部屋やベッドの大きさでもなく、机の広さ、インターネットの使いやすさなどである。ただし首がヘルニアの私にとって枕の硬さは重要であるが。
 明日から学会が始まるが、いつものようにかみさんにRAAKで手ぬぐいを買ってきて欲しいと頼まれた。なんだか嬉しかった。なぜって、そんなことがなければホテルと学会の会場を往復し、松屋で牛丼を食べ、帰りの空港でお土産に「おたべ」を買うだけの二泊三日で、「京都」を全く実感しないもの。明日の午前中だけは、四条通りを祇園に向かってぶらぶら散歩しよう。やっぱりちょっとでも初秋の京都の空気を肌で感じないと。