Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

観光客の表情

2011年10月11日 | 
 京都の街を歩いて、観光客の表情を見ながらあることに気が付いた。沖縄にやってくる観光客と京都を訪れる観光客の表情は異なるような気がしたからである。
 沖縄にやってくる観光客には、その天気が多少曇っていようとも、あるいは雨が降っていようとも、なんだか現実から解き放たれたようなすがすがしい表情を感じるのである。ところが京都で出会う観光客の表情は、どう言えばいいのだろう? とにかく沖縄に来る観光客とは何かが違う。背筋がまっすぐ伸びて、顔の表情がきりりとしまったような、そんな風に見えてしまうのだ。
 そこが「南国の島」と「古都」の違いなんだろうか?那覇だって悠久なる琉球王朝の古都なのだが、やはり沖縄は「古都」よりも「南国」のイメージが圧倒的に強いのだろう。そんなことを考えながら、京都を歩く私の表情もやっぱり、きりりとしまって、背筋もピンと伸びていたんだろうか?