Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

七夕の翌日でしたが

2012年07月08日 | 家・わたくしごと
 七夕の午後は、上演者ではなく聴衆としての演奏会のはしごだった。一つはブログでも紹介したバラーノフのヴァイオリンリサイタル、その後、静岡で七夕をテーマにした日本音楽の演奏会。二つ目はコンサート評を書く仕事。静岡に行ったのは初めて。しかも行きは時間がなくて新幹線。30分弱新幹線に乗るなんてなんて贅沢なこと。
 二つのコンサートを満喫したが、集中して音楽を聞くのはやっぱり疲れる。音楽評論家だったら一日二つ、三つのコンサートのかけもちなんて普通のことだろうが、こっちは素人である。静岡で外食してぐったりして家に戻った。「世間は七夕なんだな。誰かばったり昔の知り合いに合わないかな?」なんて思いながら、帰りの東海道線でウトウト。
 家に帰ってすぐに休んのだが、夜中に目が覚める。時間を見ると2時。ぼくは夢の中で久しぶりに亡くなった母方の祖父と祖母に会って短い会話を交わしたのだった。祖母は「外にほとんど出ないのに、顔が日焼けする」とぼやいている。祖父は祖母の横で、いつもそうであったように私に「体調はだいじょうぶなのか」と私のことを気遣ってくれている。七夕、もう過ぎているのにね。どうせなら一昨晩、会えればちょっぴりドラマチックだったのに。
 「今日はこれから大阪で研究報告なんだよ。このところ無理しすぎかもね。今月末の大きな舞台が終わったら少し休まないとだめかも。そうそう。おばあちゃん、日焼けしないように、きっとお母さんが仏壇に帽子置いてくれるよ。このブログ、お母さん、ちゃんと読んでくれてるからね。今度はいつ会えるだろう…。でも、ありがとう。」