怪しい灯、そしてグラスが二つ…

　金曜日、民謡のライブの帰り友人たちと渋谷のワインバーへ。しかもテラス席。ワインバーのテラス席というと、実に優雅でヨーロピアンな雰囲気を想像しちゃいます。そういうことにしてもらってもよかったのですが、実は、渋谷の路地裏。決して美しいとはいえない道に作られた野外席。東南アジア好きにはたまりません。民謡ライブのあとのワインバーというこのギャップにぴったりな雰囲気。
　ちょっとセッティングの間に待ち時間（といっても４，５分）があったのですが、店のお兄さん、小さなグラスでビールをサービス。なんて気が利くこと。こんなことされたら、嬉しくていっぱい注文しちゃうじゃないですか？
　写真のマジック。怪しい灯、そしてグラスが二つ。いいなあ、なんだかこの写真から話が一話できちゃう。注文する前から盛り上がり、結局、路上の席でワインを三本空けたときはもう11時半。国分寺までは帰れたのですが、そこからタクシーで帰宅。酔っ払って頭の中でくるくる回る旋律はその夜に聞いた民謡……。いい音楽を聞いたあとのお酒は、いつもより何倍も美味しいもの。だからこんな日もあっていいのです。