安岡文子・春見静子『福井県立大学論集』第27号 2006.2
高齢者の在宅ターミナルケアの現状を、訪問看護ステーションに対する郵送調査で把握している。
訪問看護という事業について、そしてそれを取り巻く施策等についても触れられており、基礎知識を整理するために活用できると感じた。
引用
・ターミナルケアを実施したことがなく、また実施予定もない事業所の理由⇒人材不足と社会的支援不足、採算が合わない
・単独型訪問看護ステーションよりも、病院が併設している訪問看護ステーションのほうが、ターミナルケアを実施しやすい⇒急変時の入院先が確保しやすいから
福井県という地域限定の調査ではあるが、実施上の悩みや取り組みが円滑に行えない理由については、地域差はないのではないかと感じた。
調査結果として、高齢者の在宅ターミナルケアが困難な要因として、「福祉関係者の技術不足」があった。高齢者や家族を支える、ショートステイやデイサービスなどは別の項目で論じられているため、おそらくこれは、福祉従事者のみに限定しているのだと思う。しかし、詳細がなく、何がどう技術不足なのかが分からず、改善をしめす論述も見受けられない。
一方的な批判を受けているようで、少し残念だった。
高齢者の在宅ターミナルケアの現状を、訪問看護ステーションに対する郵送調査で把握している。
訪問看護という事業について、そしてそれを取り巻く施策等についても触れられており、基礎知識を整理するために活用できると感じた。
引用
・ターミナルケアを実施したことがなく、また実施予定もない事業所の理由⇒人材不足と社会的支援不足、採算が合わない
・単独型訪問看護ステーションよりも、病院が併設している訪問看護ステーションのほうが、ターミナルケアを実施しやすい⇒急変時の入院先が確保しやすいから
福井県という地域限定の調査ではあるが、実施上の悩みや取り組みが円滑に行えない理由については、地域差はないのではないかと感じた。
調査結果として、高齢者の在宅ターミナルケアが困難な要因として、「福祉関係者の技術不足」があった。高齢者や家族を支える、ショートステイやデイサービスなどは別の項目で論じられているため、おそらくこれは、福祉従事者のみに限定しているのだと思う。しかし、詳細がなく、何がどう技術不足なのかが分からず、改善をしめす論述も見受けられない。
一方的な批判を受けているようで、少し残念だった。