刑務所のなかで生活をしている、障害者、高齢者についてのルポタージュ。
彼らが法を犯すまでの背景と、出所後の行く末について、書かれている。
引用
・『矯正統計年報』に「出所者の帰住先」という項目があるが、2004年の出所者総数29,553名のうち、社会福祉施設が受け入れた出所者は、わずか24名にとどまっている。
・受刑者と成り果てた障害者への地域定着支援も重要だが、やはりここは、障害者を刑事司法の入り口に向かわせないための「制度改革」と「意識改革」も同時に進めていく必要があるだろう。生まれながらの障害を抱えるがゆえに孤立し、排除されてしまう。その後の行き先が刑務所ということでは、あまりにも理不尽すぎる。
前科を持っている障害者や高齢者に対し、福祉関係者は腫れ物を触るように扱う…という文脈があった。
まさにそのとおりである。
それは「処遇方法が分からない」「何だか怖い」からである。もちろんこれは、個人的な意見だが。
それでもそこに至る背景に着目すれば、その人の本質的なものが見えてくるであろうし、
適切な処遇方法を、何となくでも、見つけることができるのではないだろうか。
本書を通して、そう思った。
彼らが法を犯すまでの背景と、出所後の行く末について、書かれている。
引用
・『矯正統計年報』に「出所者の帰住先」という項目があるが、2004年の出所者総数29,553名のうち、社会福祉施設が受け入れた出所者は、わずか24名にとどまっている。
・受刑者と成り果てた障害者への地域定着支援も重要だが、やはりここは、障害者を刑事司法の入り口に向かわせないための「制度改革」と「意識改革」も同時に進めていく必要があるだろう。生まれながらの障害を抱えるがゆえに孤立し、排除されてしまう。その後の行き先が刑務所ということでは、あまりにも理不尽すぎる。
前科を持っている障害者や高齢者に対し、福祉関係者は腫れ物を触るように扱う…という文脈があった。
まさにそのとおりである。
それは「処遇方法が分からない」「何だか怖い」からである。もちろんこれは、個人的な意見だが。
それでもそこに至る背景に着目すれば、その人の本質的なものが見えてくるであろうし、
適切な処遇方法を、何となくでも、見つけることができるのではないだろうか。
本書を通して、そう思った。
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