トリからキノコ 自然見て歩き

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キヌタソウ

2016-08-12 | 樹木 草花


詩歌に詠まれている楚々とした小さな花が咲いていた
果実の形を 布を叩いて柔らかくする砧に見立ててキヌタソウと言う

アカネ科の山地の林縁に生える多年草
茎は4角形で直立し50㎝位になる
葉は柄が無く4個輪生し 先は尾状に細く尖り3個の脈が目立つ
茎の上部に円錐形の集散花序を付け まばらに多数の白色の花を付ける
花冠は2㎜程で4裂する 花期は7~9月

うんちく話;砧(きぬた):秋の季語
冬支度として衣服用の麻 楮 葛などの布地を 柔くするために木盤の上に置いて木槌で打つ
その音が秋の夜の哀れさを誘うので詩歌に詠まれている
「きぬた」とは「きぬいた」即ち木盤のことで きぬたを打つことをきぬたと言う
コメント
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