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ツワブキの花

2016-12-02 | 樹木 草花


花の少なくなったこの時期にツワブキ(石蕗)が満開

キク科の海岸の岩の上などに生える多年草 庭や公園でもよく植えられている
葉に斑の入ったものなど園芸種も多い
葉に光沢があるフキの意味の艶蕗が訛ったものと言われる

葉の間から50㎝程の太い花茎を出し 黄色の頭花を散房状に付ける
他の花が終わった10月~12月にかけて咲き 初冬の季語にもなっている
頭花は5㎝程で周りに雌性の舌状花が一列に並び 中心部に両性の筒状花が多数集まっている
写真の筒状花はまだ開き初めで 全部は開いていない

葉柄はフキと同じようにキャラブキにして食べる
火であぶった葉を打撲 はれもの 切り傷に貼るとよい
根茎は乾燥させたものを煎じて飲むと健胃整腸 下痢などに効果がある優れもの

江の奥にふかき江澄めり石蕗の花(水原秋櫻子)
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