タラヨウの赤い実がたわわに実った
タラヨウはモチノキ科の常緑高木 大きい物は20ⅿにもなる
葉が肉厚で 葉裏を細いもので傷つけるとそこが黒く変色して浮き上がる
タラヨウの名は インドで葉に経文を書く多羅樹(ヤシ科のウチワヤシ)になぞらえて付けられた
傷が黒くなるのは そこから細菌などが入らないように塞ぐためポリフェノールを出し それが酸化するため
郵便の「はがき(葉書き)」は 昔 葉に文字を書いたのが語源で タラヨウは俗にハガキノキと言われる 日本郵便ではハガキノキに因んでタラヨウを郵便局の木として シンボルツリーにしている
花は5月頃雌雄別株で 前年枝の葉腋に小さく多数つける
実は核果で8㎜ほどの球形のものが11月頃から赤く熟す
ヒヨドリ ムクドリ カラス類などがこの実を食べる
硬くて味はほとんどない