ニワトコの葉が展開して ブロッコリーと呼んでいる芽が出て来た
裏を見るとニワトコヒゲナガアブラムシが群がっていた
ニワトコはスイカズラ科の落葉小高木 6m程になる
花は3月頃から新枝の先に6cmほどの円錐花序を出し 4mmの小さな花を多数つける
開花前の花はブロッコリーに似ているが 若芽は毒性のある生産配糖体を含むので山菜にはならない
葉や花を乾燥して解熱 利尿などの民間薬にする
果実は核果で6月頃から暗赤色に熟す 美味しそうに見えるが嫌な味がして食べるとまずい
別名セッコツボクは接骨木という漢名の音読み 枝や幹を煎じて水あめ状にしたものを 骨折などの患部に当てて湿布すると効果があるという伝承がある
ニワトコヒゲナガアブラムシ
ニワトコの葉に見られる黄緑色のアブラムシ 大きさは3㎜ほどでアブラムシとしては大型
東京近郷では卵で越冬する系統は3月から幹母による増殖が始まり 4月には有翅型が現れ100種以上の植物に移動分散する
10月にはニワトコに戻り そこで両性世代が現れる
胎生雌虫で越冬する系統では 3月にニワトコで有翅型が現れ 他の植物への分散 移動が始まる