
古くは、夜鳴く恐ろし気な鳴き声からもっぱら「ぬえ」と言う妖怪として扱われていた
江戸時代になって、この妖怪の声の主がツグミと分かり、「おにつぐみ」「ぬえつぐみ」などと呼ばれ、大正時代になってようやくトラツグミに統一された
主に繁殖期の夜間から明け方、ヒィーイと言う声を5~10秒間隔で繰り返し囀る
この声で、その昔、UFO騒ぎや、女子寮に警察が出動した話まで残っている
体重はツグミの2倍もあって、足は鳩より太いずんぐりがた
大型のツグミ類で最も大きい
留鳥又は漂鳥
北方のものは冬には暖地に移動し、市街地の公園でも見られることがある
冬の時期には1羽で暮らしているものが多い
暗い林や藪のある林の地上を歩き、昆虫類の幼虫やミミズ類、陸生貝類等を採食し、冬には木の実なども食べる
雌雄同色
体は黄褐色で、うろこのような黒色の横斑や三日月状斑がある
翼下面に白と黒の帯がある
全長30cm