
ほろ苦い早春の味フキノトウが顔を出した
フキノトウは、フキの淡緑色の苞に包まれた若い花茎の事
フキの葉柄がきゃらぶきや煮物に、葉身はつくだ煮などにするほか、咳止め去痰などの民間薬にも利用する
フキは山野に生える多年草
地下茎を伸ばして増える
葉は15~30cmの腎円形で基部は深い心形
3~5月、葉が出る前に花茎を伸ばし、散房状に頭花を付ける
花は雌雄異株
雌株の頭花は、大半が白い糸状の雌の小花からなり、全体に白く細く見える
細かく見ると頭花の中心に、星形の小花が少数混じっている
これは蜜を出して虫を呼ぶダミーの雄小花
雄のフキノトウは、白い星型の花びらを持つ雄の小花が集まっていて、華やかに見える
雄の小花にも形だけの雌しべがあるが、昨日は退化して結実しない
雄のフキノトウは花が終わると間もなく枯れる