トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ハラナガツチバチ

2012-10-16 | 虫類


今日は暖かったせいだろうかハチを始め虫たちが飛び回っていた
秋にはツチバチの仲間が数が増えてくる

ハラナガツチバチが居た
大きさは20mm+ほど
腹部が長く黄色の帯模様があり帯の下側には黄色の毛が生えている

メスは土中のコガネムシ類の幼虫に麻酔をして卵を産み付ける→幼虫はコガネムシ類の幼虫に寄生する
5月~10月に出現

ナガサキアゲハ

2012-10-15 | 虫類


アザミの花にナガサキアゲハが来ていた
後翅に陽が当たり青藍色が見えてあまり見慣れない色模様だ

かっては九州や四国南部に分布していたが 食草栽培の普及や温暖化で北上し今では都市周辺で普通に見られる

越冬は蛹でして 5月頃からあらわれる
ナツミカンやツズなど栽培ミカン類を食草とする
成虫はクサギハイビスカスなど各種の花を訪れる


ツチイナゴ

2012-10-14 | 虫類


大きなバッタが居た
ツチイナゴだ
淡褐色のもの 暗褐色のもの 背に黄白色の筋のある個体と変異に富む

10月の終わりころ成虫になり草の茂みでそのまま越冬して翌年の春に活動する
土色の体は枯草の中での越冬が非常に効果のある保護色になる

大きさは45mmほどあったからメスらしい (オスは40mmで一回り小さい)

クズなどいろいろな植物の葉を食べる
シャキシャキシャキとよく鳴くらしいが聞いたことは無い

タカサゴモズ

2012-10-13 | 野鳥


珍鳥タカサゴモズが出たと言うので見に行って来た
100mほど先の枯れ木に止まっていました
写真ではちょっとつらい距離・・ピンボケの言い訳です

稀な冬鳥または旅鳥 大きさは20cmほど
木の少し高い所に止まって地上の昆虫類やトカゲなどの爬虫類を捕食する
東南アジアからインドにかけて生息する

アオサギ

2012-10-12 | 野鳥


面白い格好のアオサギが居た
なんと羽を広げて干している
カワウなどでは普通だがサギ類では初めて見る格好だ

カモ類は尾腺から油が出ているのでそれを体に塗って水をはじいている
カワウはその尾腺が無いため水に潜った後は良く羽を乾かしている
さてサギ類はどうなのだろう 水に潜らないので多分尾腺はないと思う
たまたま水に入ったので乾かしている と言ったところか・・

9月に鳥学会から発表された「日本鳥類目録 改訂第7版」ではサギ科の分類がこれまでのコウノトリ目からペリカン目に変更になった
今回の改訂では一番大きな変更だろう
これまでの生態と形態からされていた分類に 最近ではDNAによる分類も加味されている世界的な流れに沿ったものにしたようだ

オオワシ

2012-10-11 | 野鳥


上野の不忍池の動物園側に 最初にオオワシのオスが傷ついて保護され あとからメスも保護されて今ではペアーで暮らしている
卵は産むらしいが未だにヒナ誕生には至っていない
いずれ卵が孵る日が楽しみではある

オオワシ:冬鳥で北海道に流氷と共にやってくる 北海道以外では稀な鳥 大きさは95cm
繁殖期にはウサギや海鳥なども獲るが 主に海上で魚類などを獲る
流氷上や海岸の木に群れていてねぐらも集団で持つ

オオワシが主に魚を食べていて 集団でいる鳥とは知らなかった
孤高でケモノを捕えるワシとばかり思っていた

トキ

2012-10-10 | 野鳥
トキを見に佐渡島に行ってきた
マジかに見られると思っていたが 見られたのは想像していたのとは違って こちらの建屋から20mほど離れたゲージの中のトキだった


トキが少なくなって最後の5羽を捕獲して色の名前をつけて飼い 繁殖させようとしたがうまく繁殖せず 最後に生き残ったキンが2003年に死んで日本の野生のトキは絶滅した その後中国から借りた同種のトキを繁殖させて 2008年10羽を放鳥し以後毎年放鳥を続けている 現在は60羽程のトキがここで飼われていて その他安全面の観点から多摩動物園その他の施設で飼育されている
キンの剥製


ゲージの中では距離もあるし良く見えないので 今新しい設備を作って来春に公開する準備をしている
マジックミラーと言うのか こちらからは素透視のガラスだが向こうからは鏡になってこちらは見えない
試験的にその中に3種類3羽のトキを入れて試している 結構よく見えてこの位見えれば満足
トキを見に行くのだったら来春以降をお勧めする
左から クロトキ ハダダトキ ムギワラトキ
  

タヌキ

2012-10-09 | 小動物 他


公園でタヌキに出会った
出会ったと言ってもこのタヌキたちすっかり人馴れして 誰かが呉れるエサを待っている
野生なのだが野生ではない 半野生のタヌキたち

鼻の頭に枯葉など付けて何かに化けそこなったのかな すっかりカメラ目線

都心では所謂ケモノと言われる小動物にもめったにお目にかからない 2,3の公園でタヌキやその痕跡を見るくらい

淋しいと言えば淋しいが安全とも言える

ユリいろいろ

2012-10-08 | 樹木 草花
最近見たユリ達 一挙アップ

ユリ科の花は世界で約3700種あると言われている変化に富む大きな科
ユリ科を先祖にして多くの単子葉植物が進化したと考えられている
日本のユリは世界的に有名で観賞価値の高いものが多い

オニユリ・・古い時代に鱗茎を食用にするために渡来したものらしい ほとんどが3倍体で結実せず珠芽で増える

 

ヤマユリ・・山野に広く自生するほか観賞用に栽培もされている 強い芳香があり花被片は反り返る



ウバユリ・・花の頃葉が枯れていることが多いので「歯が無い」の語呂合わせでウバユリ



スカシユリ・・花被片の基部が細く隙間が空いている 別名イワトユリ



ササユリ・・葉が笹の葉に似ている 別名サユリ



左から ヒメユリ コオニユリ その他色々な色のユリ達

      

アオスジハナバチ

2012-10-07 | 虫類


公園をブラブラ歩いていたら黒い虫が目の前の地面に止まった
アオスジハナバチのようだ

腹に青っぽい筋が見える 割合珍しい色合いのハチだ
大きさは13mm位だった
出現時期4~11月頃までで夏場に多い

珍しい色合いのハチに出会えてラッキー! 

ウミネコ

2012-10-06 | 野鳥
 

ウミネコが目の前を悠々と飛んでいた
ミャーオ ミャーオと猫のような声で鳴くのでなのでウミネコ

沿岸 港 干潟 河口などごくごく普通にいる

チドリ目カモメ科 全長45cm 繁殖地は日本とその近海 青森の蕪島や山形の飛島など5カ所が天然記念物に指定されている
カモメ類は3~4年で成長になるが 若鳥(左の2枚の写真)は繁殖のため繁殖地に行かないので一年中みられる

カモメ類の成長の尾羽に黒帯が見られるのはこのウミネコだけ(右の写真)
成長は嘴に赤黒の斑があり分かり易い

ヤマガラ・手乗り

2012-10-05 | 野鳥


公園で10歳くらいの女の子が緊張して直立不動 手を差し出していた
待つ間もなくヤマガラがやって来て手の上のピーナッツを食べていた

私も同じようなことをあちこちでやったが楽しいもので鮮明に覚えている
この子もこの経験感激をずっと忘れないで覚えていることと思う

世の中の大勢は野鳥にエサをやってはいけないということになっている
いろいろ意見は有ろうが身近にいる何羽かにエサをあげても何のこともないと思っている

世の中の流れに逆らうわけではないが みんな同じ意見と言うのも薄気味悪いので 大勢の意見には反対意見を言ううようにしており かなり分が悪いのだが自分は野鳥へのエサやり賛成だと言っている

ヤマガラ:スズメ目シジュウカラ科 大きさ14cmスズメ大 留鳥または漂鳥 一羽か小群れでいてシジュウカラと混群でいたり一年中同じ場所で番で生活するのもいる 秋から冬にかけては木の実などを貯蔵する習性がある 一部は食べ残すので樹木にとっては種子をばらまいてくれる存在になる






マツムシソウ

2012-10-04 | 樹木 草花


山野の草原で出会ったマツムシソウ
長い柄の先に上向きで紫色の大きな花が咲いて風に揺れていた 花は4cmほどの大きさ

マツムシの鳴くころに咲くのでマツムシソウ・・花期は8~10月
花の後が海坊頭のようになり この坊主頭が仏具の伏鉦(ふせかね) 俗称松虫鉦(まつむしかね)に似ているのでマツムシソウ
松虫鉦は巡礼が持つ鉦だそうだ

別名スカビオサは学名から採った名前で園芸種に付けられて売られている が園芸種はセイヨウマツムシソウであることが多い
学名はScabiosa japonica で日本固有種 多くの都道府県で減っておりその地区のレッドリストに乗っている

Scabiosaの語源はScabieaで疥癬のこと
マツムシソウは皮膚病に効く薬草として使われている

 

スイフヨウ

2012-10-03 | 樹木 草花


スイフヨウはフヨウの八重咲品
咲き始めは白い花だが時間が経つにつれだんだんと赤くなるので酒を飲んで赤くなる様子に例えて「酔芙蓉」

芙蓉は漢名の木芙蓉の省略 アオイ科の落葉低木 4m位になる一日花

紅白の花が一緒で面白く名前のせいか見ていて楽しい

センニンソウ

2012-10-02 | 樹木 草花
   

センニンソウ(仙人草)の花が終わり 花柱が伸びて白くて長い毛が密生している
この毛を仙人の髭に例えて「センニンソウ」の名が付いた

花はパッと開いた多数の雄しべが目立つ
花弁は無く十字型に開いた4個の白い萼片が花弁のように見える

キンポウゲ科の草花で茎や葉に皮膚カブレを起こす有毒物質が含まれている
漢方では根を威霊仙(いれいせん)と呼び利尿 鎮痛に用いる