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朝 雨戸を開けたらメジロがビワの花にとまっていた
ビワはバラ科ビワ属の常緑高木 10mほどにはなる
狭い庭なので枝落としが大変
原産地については色々見解があるが 奈良時代にはビワの記述がある
花は11月から翌年1月にかけて10㎝程の円錐花序に 良い香りのする小さな葉が多数咲く
花の内側下部 萼 花序には褐色の綿毛が密生していて茶色のセーターを着ているよう
6月頃にナシ状果の実が生りとても美味しく今から楽しみ
葉は打ち身 捻挫 皮膚病に効き 種子は杏仁水(ばくち水)の代用として咳止め 去痰に使われる優れもの
メジロ:留鳥又は漂鳥
目の周囲(アイリング)が白いのでこの名がある 英名もjapanese white-eye
花の蜜が好きなので「はなすい」「はなつゆ」などの方言名もある
つがいか小群れで生活するものが多い
主に樹上で昆虫類 クモ類 木の実 花蜜などを採食する
雌雄ほぼ同色 大きさは12㎝
留鳥性の強い個体は一年中つがいで一定の区域内で生活する
季節移動する個体は越冬中は小群れになり 区域を定めず動き回って生活する
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鉢植えのトロロアオイに実が生っていた
アオイ科の大きさ1~2mになる中国原産の植物
オクラに似た花を咲かせるので花オクラの別名がある
花は8~9月に淡黄色で中心が暗紫色の10㎝程に咲く
一日花で朝開き夕方にしぼむ
果実は蒴果で熟すと褐変して割れ種子をまき散らす
オクラに似ているが剛毛が多く硬いので食べられない
この草の特徴は根
根を乾燥せてすりつぶして採取される粘液は「ネリ」と呼ばれ 和紙作りや蒲鉾 ソバのつなぎなどに使われる
根は黄蜀葵根(おうしょっきこん)と言われ鎮咳薬
ネリに不要な花は食用となる
花弁をサラダ テンプラなどに・・フラボノイドを含み特有のぬめりが有って美味しいという
夏の季語でもある
縁日の灯に映えている黄蜀葵(水谷夢円人)
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花の少なくなったこの時期にツワブキ(石蕗)が満開
キク科の海岸の岩の上などに生える多年草 庭や公園でもよく植えられている
葉に斑の入ったものなど園芸種も多い
葉に光沢があるフキの意味の艶蕗が訛ったものと言われる
葉の間から50㎝程の太い花茎を出し 黄色の頭花を散房状に付ける
他の花が終わった10月~12月にかけて咲き 初冬の季語にもなっている
頭花は5㎝程で周りに雌性の舌状花が一列に並び 中心部に両性の筒状花が多数集まっている
写真の筒状花はまだ開き初めで 全部は開いていない
葉柄はフキと同じようにキャラブキにして食べる
火であぶった葉を打撲 はれもの 切り傷に貼るとよい
根茎は乾燥させたものを煎じて飲むと健胃整腸 下痢などに効果がある優れもの
江の奥にふかき江澄めり石蕗の花(水原秋櫻子)