いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

雪、つらら。  snow energy 

2010-01-10 19:38:25 | 日記
 今年は暖冬との予報が、エルニーニョ現象の影響力が強く残り、日本列島への高
気圧の張り出しが押さえ込まれて、正月から厳しい寒波に見舞われている。冬山で
の遭難事故も多い。

 近年、雪不足に悩まされてきた冬山スキー場は絶好のコンディションで賑わって
いる。スキーというのは、見るより自ら滑って楽しいアミューズ(amuse)、スポ
ーツ。
 中規模ぐらいの地元密着型スキー場では、帰りはゲレンデからそのまま下りスロ
ープ道をスキーで滑って麓(ふもと)町まで下りれるロケーションのところもあり
、醍醐味が楽しめる。麓町の温泉とセットのスキー場もあり、朝から夜まで楽しめ
る。

 この雪。降雪地域では、屋根の雪降し、道路の雪よけ、融雪の湧水、氷結と、日
常にはネガティヴ(negative)で支障となる産物。毎年、冬になれば大小の差はあ
れ、自然現象として舞い降りて、降ってくる雪をポジティヴ(positive)にエネル
ギー(energy)として費用対効果のある有効活用できないものか。

 野菜他の雪を利用した冷凍保存はよく見かけるし、つらら(氷柱)でのオン・ザ
・ロックも、いい。小規模でも、ひと冬貯蔵して、夏の冷房、冷気とし利用する試みも
目にするが、イニシャルコスト(initial cost)、設備投資の負担も大きい。
 降雪地域では、雪は自然に好まれた天然資源でもあるので、この地域にしかでき
ない、地域の「特質(special character)」として、従来の観光資源の他、エネ
ルギー、地域産業化としての視点での有効活用でも研究開発のゾーンはある。

 過って、冬の正月の北海道を旅した時の、まだ富良野村の時代の、満月に映し出
された真っ白い村の幻想的(illusion)な村の夜景、札幌郊外の家々の屋根のどっ
ぷり覆ったふっくらとした雪景色は、まるでアンデルセン寓話の世界を往く思いだ
った。

 自然というのは、見た目の優雅とは同質のパラドックス(paradox)の厳しさが
、いつも、どこにも背景にあるわけだけれど、優雅、厳しさの間にある生活の改善
に、雪の自然エネルギーを活用する研究開発、商品化はどうか。

 今年は降雪地域から、若いスポーツエネルギーの話題も多い。年が明けてプロ野
球の自主トレも始まって、岩手花巻から150キロのルーキー投手も動き始めた。
 2月のバンクーバー・オリンピックでは、北海道幕別の15才の中学生が、コー
ナーワークと後半勝負に強いスケーターで挑戦する。

 雪で培ったエネルギー源がひらく、次世代の「スペース」が楽しみだ。


 


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