いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

 大学はサービス業。  social participation of Univ.

2010-01-04 20:05:37 | 日記
 正月も4日となって、日常が戻ってきた。今年の景気、経済の見通しも相変わら
ず厳しい見方が続き、円高の動向によっては、輸出産業では数十億円~数百億円
の自然損益が発生して、景気をさらに悪化へ押し込み不況感を増加させるエレメント
となる。

 グローバルな市場経済(原理)、安定不況の時代に従来型の産業構造での経済
不況、景気打開には限界も見える。従来型の産業、企業は、リストラ、ボーナスカッ
ト、操業短縮で企業体質のスリム化を進め、さらに海外拠点化で企業利益の保護を
はかる。
 国内経済は、ますます先細りして、国内総生産(GDP)、家計所得の減少につ
ながり、消費市場の回復のきざしも見えない景気悪化、悪循環の連鎖が続くことに
なる。

 日本は先端技術、基礎的科学分野での研究開発では大きな役割と能力を示して
きた。ノーベル賞での評価も高く、発光ダイオード(LED)の開発、人工多能性幹細
胞(iPS)の研究開発、実用化で、安全、省エネ、生命維持回復能力の進歩とあわ
せて、起業、産業成長、雇用に向けても、先端技術力の多機能な活用による社会
貢献の期待も大きい。

 大学は、高度教育を受けた若い人的能力、人材を社会に送り出す役割を果たして
いるが、自らはっきり、生産的に(productive)「変わる」必要が求められる。大学は、
分類上もサービス業。
 文化の発信源としての役割にあわせて、あたらしい経済構造の構築に向けて情報
発信だけでなく、直接的な社会参画(social participation)への生産的な変化が
必要だ。

 大学が所有する高く豊富な知識力、能力、応用力、開発力、技術力を最大限、社
会に直接的に実用化する社会参画(social participation)だ。
 大学でも、ベンチャー志向、企業化の動きは従来からある。教員、学生すべてに
ベンチャー志向の機運を浸透し、先端技術の実用化による直接的な社会貢献が、
安定不況時代の大学のかかわり方だ。

 大学が、不況を克服するメインフォース(main force)になる時がきた。

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