いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

雪の1月1日。  year of break over

2010-01-01 22:17:02 | 日記
 国が私たちに何をするのかではなく、私たちが国に何ができるのか、考える年が
明けた。
 屋根、垣根、道路にうっすらと白い雪がつもった新年の朝を迎えた。この地域の
雪の元日を迎えるのは、ちょっと記憶にないので、初めてかもしれない。朝日も射
し始めて、きれいですがすがしい、こころ洗われる新年だ。

 昨日までの一日一日の進み具合と、日付が変わって新年の1月になると一日のス
ピード感がまるで違う。あっと言う間に7日が過ぎて鏡開き、成人の日が来て、セ
ンター試験が終ると、もう1月も終盤を迎えている。2月は冬季オリンピックで過
ぎてしまいそうだ。
 人間という生物はそういうセンシティヴな感覚(sensibility)の持ち主で、時間の
空気のスピード感を不思議と実感する。時間も空気も生きている、生物多様性とし
て、大事に付き合っていきたい。

 最近はあまり言わなくなってきたし、ことに昨年末にはすでに2010年の政治
、経済の課題の取り組みで、アゲインスト(against)インパクトのある話題が注
目されたので、以前のように1年の計は元旦にと言って、大切な自分の生き方、人
生の基本を見つめ直す機会を元日にとは言わなくなった。

 時代の変化がスピーディでグローバルで、とても1年単位では捉えられないスピ
ード、ゾーンのため、3年、5年スパンの社会環境、生活設計を見てしまってい
る。しかし、とても大事なことだ。
 今年は、打開(break over)の年だ。

 デフレ、円高、財政赤字で、新年に降った雪のように、政治、経済のキャンバス
(canvas)をすぐには真っ白に真っさらにはできないけれど、打開の一歩をだ。
 政治は環境、健康、観光はもとよりだが、もっとインパクトのある政策プログラ
ム、エレメントの実現で、雇用、景気、経済を刺激したい。

 (1)サービス分野の構造改革、サービスの業務改革。ネットワーク化と人的投資
で地域、社会構造の改革。

 (2)国民のアクティヴ(active)な社会参画。仕事はもちろん、受けるだけの行
政サービスから、参画する行政サービス、社会ボランティアの強化。
 生活スタンスをパシビティ(passibity:受動型)からアクティビティ(activity:能動型)
に変えて、激動社会を打開する。

 政治、経済、社会一体となってのバインド(bind)の堅い打開だ。音楽、芸術で
も、五線譜の、発想の限界を打開したい年だ。
 今、ケネディの大統領就任式での言葉を想い浮かべている。
 国家が諸君に何をするかではなく、諸君が国家に何ができるかを問うてほしい。
 2010年の年が明けた。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする