リスク・チャレンジ(risk challenge:負荷克服に賭ける挑戦意欲)が社会のフ
レームワーク(frame work:枠組み体制)の幅と可能性を広げ、成長させる。
デフレ、円高、消費低迷の現在社会のフレームワークを打開するのは、大学の高
い基礎能力、開発能力の活用、社会参画(本ブログ「大学はサービス業」参照)。
(1)大学院博士課程の一学生が立ち上げたベンチャー事業が「日常の振動音を電
力に変える発電技術の『音力発電システム』」。
こういう発想が求められていた、大学の高い研究開発能力、社会参画による貢献
。 4年制大学の時代から研究を始め、周囲からは「やめた方がいい」とまで言われ
た研究開発技術の音力発電システムが、今や大企業からも将来を注目される研究
開発事業となった。
発想がすばらしい。日常いつでも、どこにでもある現象の振動音(騒音)を利用
して、むしろ社会悪としての近代産業社会の副産物をエネルギー源とする、あざや
かなパラドックス(paradox)の発想、展開能力。
すでに、高速道路照明の発光ダイオード(LED)の電力として一部実用化され
ている。
人間の低力、開発能力、若い力に無限とも言えるフレームワーク打開の可能性
を見た。大学の研究開発能力の社会参画は、これからまだ続く見通しがある。
日常の中にエネルギーエレメントは散らばっている。ひろいあげる興味と関心と
意欲が、景気、雇用、消費回復の社会フレームワークを打開していく。
(2)政治のリスク・チャレンジはどうか。政局の転機の第1ステージは、突然に
訪れた。来年度予算編成をおみやげに、財務大臣が「病気不安」を理由に辞職す
る。後任の人事問題が政局の転機の第1ステージだった。
首相が思い通りの任命権を行使、反映するのか、党の実力者(幹事長)の意向
に従うのか、民主党政権の今後の進路、政治姿勢が問われるリスク・チャレンジ。
後任は、副総理で国家戦略室の担当大臣が現職を辞して財務大臣に就任する。
国家戦略室は、行政刷新会議の担当大臣が兼務する。
国家戦略室は民主党政権の重要基本商品のひとつ。その担当大臣を財務大臣
に振り替える(横滑り:経済財政担当はそのまま兼務)判断は、(a)それだけ緊急事
態と見ていると受け取られるし、また、(b)政治的戦略に展望、一貫性がない結果と
も言える。もうひとつの重要基本商品の行政刷新会議の担当大臣が国家戦略室を
兼務するのも同じ論理。
民主党政権の重要基本商品の横滑り、兼務対応は、取り組む政治のフレームワー
クに不安を示した。
党との「関係」に配慮した、権力関係のリスク・チャレンジを「先送り」したあいまい
な決着、妥協の産物と言える。
政治はいつも「国民」のために「政治生命」を賭けるのが、リスク・チャレンジのフレ
ームワークだ。
政権交代の基本は、情報開示による国民生活重視のフレームワークだった。ベク
トルの違いが見え隠れする。チャンスがまた逃げたか。取り戻すのに遅いというこ
とはない。
レームワーク(frame work:枠組み体制)の幅と可能性を広げ、成長させる。
デフレ、円高、消費低迷の現在社会のフレームワークを打開するのは、大学の高
い基礎能力、開発能力の活用、社会参画(本ブログ「大学はサービス業」参照)。
(1)大学院博士課程の一学生が立ち上げたベンチャー事業が「日常の振動音を電
力に変える発電技術の『音力発電システム』」。
こういう発想が求められていた、大学の高い研究開発能力、社会参画による貢献
。 4年制大学の時代から研究を始め、周囲からは「やめた方がいい」とまで言われ
た研究開発技術の音力発電システムが、今や大企業からも将来を注目される研究
開発事業となった。
発想がすばらしい。日常いつでも、どこにでもある現象の振動音(騒音)を利用
して、むしろ社会悪としての近代産業社会の副産物をエネルギー源とする、あざや
かなパラドックス(paradox)の発想、展開能力。
すでに、高速道路照明の発光ダイオード(LED)の電力として一部実用化され
ている。
人間の低力、開発能力、若い力に無限とも言えるフレームワーク打開の可能性
を見た。大学の研究開発能力の社会参画は、これからまだ続く見通しがある。
日常の中にエネルギーエレメントは散らばっている。ひろいあげる興味と関心と
意欲が、景気、雇用、消費回復の社会フレームワークを打開していく。
(2)政治のリスク・チャレンジはどうか。政局の転機の第1ステージは、突然に
訪れた。来年度予算編成をおみやげに、財務大臣が「病気不安」を理由に辞職す
る。後任の人事問題が政局の転機の第1ステージだった。
首相が思い通りの任命権を行使、反映するのか、党の実力者(幹事長)の意向
に従うのか、民主党政権の今後の進路、政治姿勢が問われるリスク・チャレンジ。
後任は、副総理で国家戦略室の担当大臣が現職を辞して財務大臣に就任する。
国家戦略室は、行政刷新会議の担当大臣が兼務する。
国家戦略室は民主党政権の重要基本商品のひとつ。その担当大臣を財務大臣
に振り替える(横滑り:経済財政担当はそのまま兼務)判断は、(a)それだけ緊急事
態と見ていると受け取られるし、また、(b)政治的戦略に展望、一貫性がない結果と
も言える。もうひとつの重要基本商品の行政刷新会議の担当大臣が国家戦略室を
兼務するのも同じ論理。
民主党政権の重要基本商品の横滑り、兼務対応は、取り組む政治のフレームワー
クに不安を示した。
党との「関係」に配慮した、権力関係のリスク・チャレンジを「先送り」したあいまい
な決着、妥協の産物と言える。
政治はいつも「国民」のために「政治生命」を賭けるのが、リスク・チャレンジのフレ
ームワークだ。
政権交代の基本は、情報開示による国民生活重視のフレームワークだった。ベク
トルの違いが見え隠れする。チャンスがまた逃げたか。取り戻すのに遅いというこ
とはない。