阪神大震災から15年目の1月17日。いまだに震災の影響が心と身体に後遺症として残
っていると感じている被災者が、30%強はいるという大震災。
早朝6時前の地震発生で、(1)薄暗い中での朝の支度の火災が頻発して、広域に延焼した
、(2)ビルが垂直に崩壊して直下の階層が消滅した、(3)高架の高速道路が横倒しという大規
模地震の災害となった。
耐震構造が見直され、都市計画では延焼を防ぐ緩衝地帯の必要性、そして後に災害ボラン
ティア元年といわれて、民間人の支援、救援体制が自然発生した。
2009年1年間で、大震災復興住宅(265か所)での孤独死が62人。死後5か月た
って発見された人もいて、自ら命を絶った人(5)もいる。前年より16人多い。(データ)
15年の歳月が、15年前の生きる、生き続ける思いへのピュア(pure)な連鎖、善意と
はパラドックス(paradox)の、心と身体に後遺症という過酷な、あるいは絶望的な運命を
もたらす災害。
地域のすべてが被災経験者の中での、相互干渉に限界があるのは(またみだりに干渉
されたくない思いは)容易に想像できるし、すでに一般社会の通念もそれが普通(ordinary)
だからだ。
だからこその15年前のピュアな生きる思いの連鎖は、制度としてシステムとして行政に
も地域にも地元にも整備されずに定着はせず、復興住宅には届かない。
被災地は、インフラ(infrastructure)整備は順調に回復したが、被災弱者への目に見え
ないメンタル・アクション(mental action)はカバー仕切れずに、15年経過してその分だけ
蓄積してきた。
私たちは震災列島に住む。その後、国は建物の耐震化に法的整備をして、人の集合する場
所の建物に耐震化を義務付け、工事費の2分の1の補助で耐震化を推進しようとしている。
しかし、緊急を要する学校施設では多額の工事費がネックとなって、耐震化はようやく60%
程度まで浸透した程度だ。
行政と地域、地元との連携が震災対応(防衛)システムとして整備され、誰もが見過ごさ
れることのないアメニティ社会でありたい。
っていると感じている被災者が、30%強はいるという大震災。
早朝6時前の地震発生で、(1)薄暗い中での朝の支度の火災が頻発して、広域に延焼した
、(2)ビルが垂直に崩壊して直下の階層が消滅した、(3)高架の高速道路が横倒しという大規
模地震の災害となった。
耐震構造が見直され、都市計画では延焼を防ぐ緩衝地帯の必要性、そして後に災害ボラン
ティア元年といわれて、民間人の支援、救援体制が自然発生した。
2009年1年間で、大震災復興住宅(265か所)での孤独死が62人。死後5か月た
って発見された人もいて、自ら命を絶った人(5)もいる。前年より16人多い。(データ)
15年の歳月が、15年前の生きる、生き続ける思いへのピュア(pure)な連鎖、善意と
はパラドックス(paradox)の、心と身体に後遺症という過酷な、あるいは絶望的な運命を
もたらす災害。
地域のすべてが被災経験者の中での、相互干渉に限界があるのは(またみだりに干渉
されたくない思いは)容易に想像できるし、すでに一般社会の通念もそれが普通(ordinary)
だからだ。
だからこその15年前のピュアな生きる思いの連鎖は、制度としてシステムとして行政に
も地域にも地元にも整備されずに定着はせず、復興住宅には届かない。
被災地は、インフラ(infrastructure)整備は順調に回復したが、被災弱者への目に見え
ないメンタル・アクション(mental action)はカバー仕切れずに、15年経過してその分だけ
蓄積してきた。
私たちは震災列島に住む。その後、国は建物の耐震化に法的整備をして、人の集合する場
所の建物に耐震化を義務付け、工事費の2分の1の補助で耐震化を推進しようとしている。
しかし、緊急を要する学校施設では多額の工事費がネックとなって、耐震化はようやく60%
程度まで浸透した程度だ。
行政と地域、地元との連携が震災対応(防衛)システムとして整備され、誰もが見過ごさ
れることのないアメニティ社会でありたい。